内容説明
エルバ島から脱出し帝位に復活したナポレオンだが、早くもベルギー方面にはウエリントン卿のイギリス軍とフォン=ブリュッヒャー元帥のプロイセン軍が出撃していた。しかし、フランス軍の20万を大きく上回る70万の兵力を有する連合軍は、決して一枚岩ではなかった。ポワソンシャー中将こと御厨太郎は、リニー、カトル=ブラの前哨戦でプロイセン軍を、ワーテルローではイギリス軍を各個撃破するというシナリオを描き、諜報戦・陽動作戦を展開する。同時に、史実では重大なミスを犯すナポレオンの末弟ジェローム、石頭のグルーシーら“獅子身中の虫”の動きも警戒しなくてはならなかった。1815年6月、いよいよ運命の秋。
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