内容説明
昭和6年、北満州で油田探査が進んでいた。巨大油田の存在を確信した関東軍の参謀石原莞爾中佐が試掘を命じたのだ。もし日本が石油資源を確保すれば、列強の軍事バランスは一変する。これを察知してか日本試掘隊を匪賊が襲う。背後には米ソの影が…。北満の矇野に火花を散らす列強の角逐!覇者の戦塵の原点を為す表題作他『激突上海市街戦』と書下し短篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
御座候。
6
はるか昔隣町の図書館で読んで以来動向を調べていた小説シリーズです。2023/06/06
すいみん
2
表紙から派手な戦闘があるかと思えば特にない。この巻その物が世界説明に近くどの登場人物も狂言回し役で、いまいち入り込めない。次に期待2016/01/20
カラヤ3
0
仮想戦記もので、大慶油田が昭和初期に日本によって発見されていたならばというifで物語が進んでいく。技術の進歩を考慮しながら書かれているシリーズと思う。2016/10/02
MRyas
0
太平洋戦争で日本が勝つifモノとしてここまで戻ってやらないと超展開や超兵器だよりになるよなと思った.目の付け所が良いなと思った.登場人物がどんどん変わっていくと聞いていたが,エピローグで中尉のあれはこの先に繋がるんだろうな.2014/11/10
まろ
0
谷甲州には読みずらい先入観があったが、これはなんとか読めた。地味なシリーズらしいが、のんびり読んでいくか。2012/06/08