内容説明
槍空改、閃光と模擬空戦を重ねるADパイロット専用戦闘機F・AlS‐X。この機体は、列島軍が極秘に設定した人工空間に配備された。ところが、偶然の事故からスミノフ潜水空母が空間内に侵入。“海底に広がる成層圏”でスホーイ38NとF・AlS‐Xの死闘が展開する。―オリジナル・ストーリーのコミックと、要塞シリーズで大活躍の航空機・艦船・戦車・大砲などの図解300余点を収録。カラー32頁を含む描き下ろしイラスト集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フロム
10
たまーに読みたくなる本。荒巻義雄先生の代表作『要塞』シリーズのデザイン集なのだが、発想や雰囲気は明らかにミレニアム以前の感じしかしないのだが今見ても古びないと言うちょっと変わった珍品。要塞シリーズの日本贔屓は兵器やデザインにも現れていてロシア軍(本編ではスミノフ軍)はデザインどころか名前すらどこかおざなり。海底重砲の名前がモーゼ砲って、、、。勿論、世界軸が違うからヤーベが主神の可能性もあるけど。やっぱり当時は牧歌的だったのである。2019/04/03
フロム
3
再読2011/06/20
こぼこぼ
1
再読。ニセコ~阿蘇要塞迄の各コードの主要兵器イラストとオリジナルストーリー。この頃はまだ現行兵器のアレンジが主体。予感を追い求めるADの話は(「レッドオクトーバーを追え」にインスパイアされた)仄かなユーモアを交えて美しく,そして儚げに進行する。2015/08/01