内容説明
元男爵夫人で戦後、アメリカの将校や政財界の大立物と浮名を流した小河原三千代―彼女の自伝の出版を祝う舞踏会が渋谷のパブ鹿鳴館で開かれた。ところが、パーティのさなかに突然、出火、華やかな鹿鳴館スタイルのドレスで来客をもてなしていたホステスの中田マリが死体で発見された。そして三千代の著書がことごとく姿を消してしまったのである。事件の謎を追う東亜テレビの女性ディレクター夏川てるひの目の前で次の殺人が…。幕末の埋蔵金、慶長小判の行方をめぐって欲望と怨念が渦巻く人間模様を描く長篇ミステリー。
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