出版社内容情報
室町から江戸時代初期にかけて、わかりやすい散文の短篇読み物が多く書かれ、それらは一般に「御伽草子」と呼ばれた。大坂の書肆渋川清右衛門が、そのうちの二三作品を『御伽草子』または『御伽文庫』と称して江戸中期までに出版したと推定される。本書では、その中から童話的色合いが濃い「ものくさ太郎」「一寸法師」など六篇を収載。やまだ流〝世にも不思議な物語をお楽しみください。
〈目次〉
目 次
一寸法師
鉢かづき
長谷雄草紙
ものくさ太郎
酒呑童子
猫の草子
内容説明
中世に書かれた童話風の読み物から「酒呑童子」「猫の草子」など六篇を収載。
著者等紹介
やまだ紫[ヤマダムラサキ]
1948年(昭和23年)、東京生まれ。1966年、詩の同人会「しちにん」に参加。デザイン事務所に勤めるかたわら、月刊漫画誌「COM」へ投稿を始める。69年、同誌に『ひだり手の…』が掲載されデビュー、71年「ガロ」に『ああせけんさま』が入選。2009年5月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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