出版社内容情報
漫画界のレジェンドが、イザナキ・イザナミの国生み、天の石屋戸、八俣の大蛇、因幡の素兎など、昔話としてなじみの深い神話、寓話を自由奔放に再現! 『古事記』は大和朝廷が史書として編纂した日本最古の典籍。朝廷に伝わる『帝紀(天皇の系譜・事績を記したもの)、『旧辞』(説話・伝承の記録)に天武天皇がみずから検討を加えて稗田阿礼に誦習させ、それをのちに太安萬侶が筆録した。
上・下・下巻の三部に分かれ、上巻は「建国の由来」を主題とする神代の物語、中巻は初代人皇神武天皇から応神天皇まで、下巻は仁徳天皇から推古天皇までを皇位継承順に取り上げている。本書では上巻を扱う。
内容説明
漫画界の巨匠が、イザナキ・イザナミの国生み、天の石屋戸、八俣の大蛇など、「古事記」の神話、寓話を自由奔放に再現!
著者等紹介
石ノ森章太郎[イシノモリショウタロウ]
1938年(昭和13)、宮城県生まれ。高校在学中に『二級天使』でデビュー後、一貫して日本漫画界の第一人者として活躍。代表作に『サイボーグ009』(講談社児童まんが賞)、『佐武と市捕物控』(小学館漫画賞)、『マンガ日本の歴史』全55巻(アジア漫画大会漫画アカデミー賞大賞)など多数。1998年(平成10)1月死去。2008年、ギネス・ワールド・レコーズから「一人の著者によって出版された最多コミックの記録」として世界記録の認定を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keith
17
古事記の上巻をマンガにしたとのこと。国の成り立ちや神話など、今までどこかで聞いたことのある昔話のようです。天孫降臨から神武天皇へ繋げて神格化させようとする不比等の思惑が見え隠れします。2020/09/18
Eri
4
う〜ん、やっぱり古事記は難しい。 内容ひとつひとつは、それほど難解なことをいっているわけではないけれど、神々の名前がややこしくて頭に入ってこないのです。マンガだと上手く飲み込めるかと思ったけれど、そうでもなかった……残念。2021/12/23
Mihoko
2
古事記 何回目の読書か!こちらの書籍は漫画で書かれているのでわかりやすい。が、やっぱり、神様の名前はこんがらがるし誰が誰か覚えられない。しかしながら、文章より断然楽しめます。ページ下部の説明もとても役に立つ。 イザナキが黄泉の国から帰ってきて穢れを祓うために海に入るが、これこそ水浴すれば罪や穢れが離れるもとで、水(雨)が浄化を促すにつながるのかなぁ!と思った。「雉も鳴かずばうたれまい」が古事記の昔からの諺だったとは驚き。神話を忘れた民族は滅びる!が迫ってきた1冊でした。2024/09/14
南風
2
名前は聞いたことのある神々の名前がたくさん出てきて、これまでよりは理解が深まった。奈良の名所などを訪ねてみたいと思った2023/01/24
みき
0
そこら辺の歴史マンガよりするする読める。記憶に残るかは別。2025/04/23