世界の歴史 〈20〉 近代イスラームの挑戦 山内昌之

世界の歴史 〈20〉 近代イスラームの挑戦 山内昌之

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  • サイズ B6判/ページ数 446p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784124034202
  • NDC分類 209
  • Cコード C1320

目次

1 イスラームのいちばん長い世紀
2 ナポレオンとムハンマド・アリー
3 東方問題の開幕
4 アラブ対トルコ
5 イスラームの文明開化
6 イスラーム国家の破産と領土分割
7 イラン改革とシーア派
8 シルクロードのイスラームとロシア
9 イスラームと民族問題
10 日露戦争から二つの革命へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

16
欧州やロシアの圧力が強まる中で苦闘するイスラーム諸国について書かれた巻。地理的な範囲はトルコ・エジプト・イラン・中央アジア。政治の腐敗や技術の停滞、時代遅れの軍隊となったイエニチェリやマムルーク等、世界有数の大国だったオスマン帝国の衰退しきった姿を見るのは寂しい。清朝もそうだったが、専制国家は一旦崩れ始めると歯止めがきかないのかもしれない。日本とオスマン帝国を対比したり、日本との関わりについて触れているのが良かった。 2015/11/14

sine_wave

6
近代のトルコ、イラン、ロシアの周辺国、エジプト等のイスラム教徒の多い国の歴史。それらの国々から幕末から明治の日本の人々にもたらされた情報も多い。特に日露戦争に勝利した日本に、それらの国々では好意的な反応を持ったようだ。トルコ、イランと日本の友好関係はそのころに始まったのか。2022/05/21

訪問者

4
江戸時代の阿蘭陀風説書や乃木希典将軍のオスマン帝国訪問まで、日本とオスマン帝国との関連が随所に出てきてなかなか興味深い。2021/12/06

えそら

4
トルコ、エジプト、中央アジア、イランなどイスラム圏の国と地域の斜陽の時代を扱った本。ムハマンド・アリーについてあまり詳しい書籍に出会ったことが無く、今までの概説書やインターネットの解説ではサッパリ飲み込めなかったので、大変分かりやすく書いて頂けて有難かった。和蘭風説書などの日本の文献を引いて同時代の日本人が遠いイスラムの国々の様子をどうとらえていたのかといった内容も興味深かった。2017/10/06

R

1
オスマン帝国の衰亡とエジプトの興隆、中央アジアでのイスラムの攻防、そしてヨーロッパ諸国の介入。混沌とした中東情勢の源流がわかる。それにしても19世紀から20世紀のヨーロッパ諸国は本当にいろいろな種を蒔きますね。2018/02/28

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