内容説明
16世紀から17世紀にかけて、世界は激しく変動した。ヨーロッパ人はアジアに現われ、明は清に変わり、日本の近世は始まった。付録日本近世史基礎年表1。
目次
1 「近世」とはなにか
2 東アジアにおける幕藩体制
3 「鎖国」日本の海外貿易
4 近世民衆仏教の形成
5 日本語の近世
6 近世文学に現われた異国像
7 東南アジア「近世」の開始
8 近世イギリス社会の諸相
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんがく
7
近世日本史の概説。明るい中世と暗い近世というイメージは何処から来たのか。近世の貿易、仏教、政治体制などについてそれぞれの専門家が記述。東南アジアやイギリスの近世についての章もあってなかなか面白かった。2018/09/09
悠々人
3
日本の近世をテーマ毎に論じた18巻シリーズの第1巻です。本論も興味深かったですが、それ以上に、付録の司馬遼太郎の対談が面白かった。 曰く、江戸時代だけでなく、平安時代も同じく、日本は放っておくと自然に鎖国になってしまう。なるほど!2018/01/26
akuragitatata
0
一流しか書いてないので圧倒的な勝利だった。川北稔のイギリスと日本近世を比較して全然似てないのに似てると言われていたことを批判するのが面白い。ああああああああ2021/09/17