内容説明
心情の機微を巧みに穿つ「曾古左賀志」、遊女から法師等に及ぶ時世粧を論じた「ものはくさ」、上質の典型的な粋談義「粋行弁」、初心の客の格好な手引書「遊女案文」、駿河弥勒町の廊を舞台とした佳作「偏界論」など23篇に洒落本刊本写本年表・洒落本書名索引を付載する。
目次
当世曾古左賀志
ものはくさ
遊里の花 上巻
新版絵入当世〓吐語
山吹論
おむなつう文章
粋行弁
遊女案文
〔損者三友〕
魂胆情深川
胆競後編仇姿見
遊子評百伝
大通邯鄲栄光の現
教訓水の行すえ
粋話なにはの芦
巽夢語卒爾屋
浮世骨稽誰か面影
通妓洒見穿
春遊南訶一夢
実の巻心得方極意
偏界録
夢中角菴戯言
娼家用文章