感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
CCC
7
主に詩人に関する話が読みたかったのだけど、そういったところはほぼ省略だった。悲しい。なにかの機会に別訳に再チャレンジしたい。内容に関しては「善きもの」と「悪いもの」によくもまあ簡単に二分してしまうなあ、というのが全体の印象としてある。2017/05/11
boya
3
『国家』(省略あり)『クリティアス』『第七書簡』を収録。「クリティアス」は「ティマイオス」の続篇なので(共に収録されている)全集を読むのもよいと思うが、この版の組み合わせも興味深い。「クリティアス」では、かつての理想国(島)アトランティスを幾何学的に語っているが、この手法は「国家」第十巻の輪廻転生の描写(エルの物語)に通じている。またプラトンの直接的な所感を述べた「第七書簡」は、プラトン作品における著者としての深い動機が読み取れ、これが後世に残された重要性がわかる。田中美知太郎先生の「国家」解説も良い。2016/02/07
里のフクロウ
2
中公バックス世界の名著81巻の中で、2巻に渡るのはプラトンが唯一である。「国家」は三度も読み返してしまった。どうしても腑に落ちてくれないのである。不正は絶対に益がないことを論証するため、国家論までを必要としての「国家」であることは理解できる。第1巻の各編はそれなりに理解できた気になっていた。ところが「国家」に至るとハタと立ち止まってしまった。主題を超えて訴えたいことの存在を強く感じてしまったからである。哲学の正当性、イデアの永遠性からは、結局「哲学とは」をあらためさせられた。ここに古典の価値があるのか。2018/07/11
tocyaya
1
「国家」「クリテイアス」「第七書簡」解題、年譜、索引を収録。正義の意味を知るため、国家を考え共通する徳を検討するのが「国家」。しかし比較対象となるのが民主制、寡頭制、僭主制の3つであり、アリストテレスのように共和制を含まないため、議論が堂々巡りになっているように思える。「クリティアス」は光瀬龍「百億の昼と千億の夜」のプラトンのオリオナエを思い出させるアトランティスの話。「第七書簡」は、まるで孔子のように理想国家実現を夢見るプラトンの姿が垣間見えて、プラトン哲学の原動力はなんであったかを示すように思われる。2022/04/02
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