感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chuchu*
1
マリノフスキー『西太平洋の遠洋航海者』のみ。ニュー・ギニア諸島のクラ交易について詳細な記述がなされている。文化人類学史において書くことのできない一冊。マリノフスキーの新たな学問として人類学を構築していこうとする熱意が感じられてよい。様々な批判にさらされたが、他者を書くとはどういうことか、理解するとはどういう状態をいうのかなど、考えさせられる。2014/04/12
misui
0
マリノフスキー『西太平洋の遠洋航海者』はトロブリアンド諸島のクラ交易についての記念碑的研究。教科書程度の知識があるなら読まなくていい。レヴィ=ストロース『悲しき熱帯』は抄訳なので、きちんと読みたいなら完訳版を。座右の書になりそうな気がする。2012/04/20