内容説明
これまでの医療は同じ「疾患」に同じ「治療」を提供してきた。しかし「疾患」の状態は個人ひとりひとり異なるのは自明である。これまで困難であった「個別化医療」の提供が遺伝子解析技術の進展で可能となった。事前に遺伝子検査をすることによって、薬の効果を予測できたり、副作用を回避することができるのである。すでにAGAの治療で「個別化医療」が始まっている。
目次
1章 AGAとその改善法
2章 薄毛と遺伝子の関係
3章 AGA治療の鍵「男性ホルモン受容体」
4章 個人差に着目した医療
5章 遺伝子検査を受けてみよう
6章 遺伝子検査で変わる!未来の健康管理
著者等紹介
橋本康弘[ハシモトヤスヒロ]
大阪大学医学部卒業。米ハーバード大学医学部に留学した後、米ペンシルバニア大学にて助教授、准教授として研究室を7年間運営。1993年、米シンテックス社の日本研究所設立時に同研究所所長に就任。その後、同社がスイスロシュ社に買収されたため、米国ロシュ社のバイオ事業部長を兼務。1997年、グラクソウェルカム免疫研究所の分子生物研究部門と遺伝子部門の部長に就任し、ファーマコゲノミクスに基づく遺伝子解析を計画。2000年、北海道大学の客員教授に就任し、遺伝子解析の研究を行なうと同時に(株)メディビック(現:(株)メディビックグループ)を設立し、代表取締役に就任。1983年、医師免許取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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