Marble books
オードリー・ヘプバーンとティファニーで朝食を―オードリーが創った、自由に生きる女性像

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  • サイズ A5判/ページ数 268p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784123903141
  • NDC分類 778.253
  • Cコード C0098

内容説明

1961年、オードリー・ヘプバーンがニューヨークで気ままに暮らすプレイガールを演じた映画「ティファニーで朝食を」が公開される。リトル・ブラック・ドレスにくわえタバコで登場したオードリーは、バッド・ガールも本当はいい子なんじゃない、とそれまでのアメリカ人の意識をことごとくひっくり返してしまった。そもそもお蔵入り寸前だったこの映画は、どうやって世間一般の喝采を浴びるのに成功したのか。本書はこの映画に関わった人々と、彼らの奮闘、そして彼らがもたらした変革の物語である。

目次

1 構想―1951‐1953
2 萌芽―1953‐1955
3 原作―1955‐1958
4 着手―1958‐1960
5 制作―1960
6 撮影―1960.10.2‐1960.11.11
7 完成―1961
8 後日―THE 1960s

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mana

3
オードリーとカポーティーや他にも「ティファニーで朝食を」にかかわった様々な人の紹介や、当時の映画の倫理規定の中でこの映画を撮るのがどんなに大変だったかといったことを説明した本。「ティファニーで朝食を」までにも取られた映画の背景なども説明されていて、当時のハリウッドの(アメリカの)置かれていた状態が分かって興味深い。映画は原作を大幅に変えてしまったということは知っていたけど、単純にラブロマンスにしたというものではなく深く考えられて作り変えられていたのだということが分かった。2013/03/24

_Stroszek

1
WWII後、再び家庭に縛り付けられたアメリカ人女性たちを、この物語にどう勇気づけたか分かり興味深かった。ホリーのモデルの最有力候補とされるベイブ・ペイリーとカポーティの交流、ふしだら娘という小説のホリーのイメージは、オードリーが演じることによりどう変わったか、適材を適所に配したプロデューサーの功績、パーティ・シーンへのブレイク・エドワーズのこだわり、パラマウントの宣伝部が「クーク」("kook"「既成の価値観にとらわれない」236)という単語を使い劇中に描写されているタブーを隠蔽しようとしたこと等面白い。2012/04/06

Kanako ONO

0
「ティファニーで朝食を」は中学生の時に初めて観て、ずっと大好きな映画。この本は1本の映画について書いた本(オードリーとカポーティ、そして様々な障害を乗り越えて、ホリーの物語を映画化したハリウッドの面々)として、本当にすばらしいノンフィクション。最近は日本のメディアも「女性の社会進出促進を」とか方々でやってるようだけど、アメリカでも、ついこないだまでこんな感じだったんだなあ、と改めて思う。男女を問わず、帰属と自由のバランスは人生における永遠の課題ですね。2013/04/21

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