出版社内容情報
鈴木高徳少将の息子・二郎は戦後、日本の出版社に勤めていた。
スイス銀行に秘匿されているという父の遺産20億ドルをめぐり、彼に次々と事件が……。
怪しい新興宗教!
零落した博覧強記の作家!
遺産狙いつきまとう男たち!
そしてすべての事件が解決した後、明らかになるのは……。
戦後ミステリ界の鬼才がワーグナー『ニーベルングの指環』に材をとった、
破格の構成が一読忘れがたい日本推理史上に残る大・怪・作!
〈解説〉新保博久
【目次】
内容説明
鈴木高徳少将の息子・二郎は戦後、日本の出版社に勤めていた。スイス銀行に秘匿されているという父の遺産二十億ドルをめぐり、彼の周辺に事件が。新興宗教、詐欺、連続殺人…すべての謎が解決された後、明らかになるのは?戦後推理界の鬼才が『ニーベルングの指環』に材をとった、破格の構成が一読忘れがたい怪作。
著者等紹介
高木彬光[タカギアキミツ]
1920年、青森市生れ。43年、京都帝国大学工学部冶金学科卒業。中島飛行機を経て創作を志し、48年、江戸川乱歩の推挽により『刺青殺人事件』でデビュー。50年、『能面殺人事件』で探偵作家クラブ賞受賞。名探偵・神津恭介シリーズや、近松茂道・霧島三郎ら検事のシリーズなどで知られ、作風は本格推理から社会派、時代物、SFなど多岐にわたる。95年、死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
geshi
19
第二部は〈鈴木文書〉から25年後の彼の息子が巻き込まれるミステリ―。新興宗教の内部の権力争いや、殺人事件の謎、ドイツから訪れた兄弟、主人公の知らぬところで何かが動いているところに否応なく振り回されるサスペンス。ワーグナーの『ニーベルンゲンの指輪』の筋を知っていたらより楽しんで読めるのだろうな。謎解きとして読んだらあまりに肩透かしな解決で、竜頭蛇尾の感を免れない。しかし、エピローグで第一部の面白さに理屈がつけられて納得し、50年経っても読者を乗せてしまうエンタメの力を感じた。2026/07/16
isbm
0
★★★☆2026/07/26
たけ
0
★★★★☆ 上巻はヨーロッパにおける第二次世界大戦に至る雰囲気を感じられて興味深かったが、本編とも言うべき下巻に入ってからは中ダルミ感もあり。特に最後のエピローグは、ここまで読んできて、「???」な感じが。 一気には読める。でも、『成吉思汗の秘密』ほどにはのめり込めないなぁ。 新保博久さんの解説はさすが。 『成吉思汗〜』を手に取ったことがなければ、ぜひ!2026/07/20
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