中公文庫<br> TUGUMI (新版)

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中公文庫
TUGUMI (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122077645
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

病弱で生意気な美少女つぐみ。彼女と姉妹のように育った海辺の小さな町に帰省した私は、まだ淡い夜の始まりに、つぐみとともにふるさとの最後のひと夏を過ごす少年に出会った――。
少女から大人へと移りゆく季節の、二度とかえらないきらめきを描く、切なく透明な物語。
第二回山本周五郎賞受賞作。


【目次】

内容説明

病弱で生意気な美少女つぐみ。彼女と育った海辺の小さな町へ帰省した夏、まだ淡い夜のはじまりに、つぐみと私は、ふるさとの最後のひと夏をともにする少年に出会った―。少女から大人へと移りゆく季節の、二度とかえらないきらめきを描く、切なく透明な物語。エッセイ「映画『つぐみ』について」を増補。第二回山本周五郎賞受賞。

著者等紹介

吉本ばなな[ヨシモトバナナ]
1964年、東京生まれ。詩人・思想家の吉本隆明の次女。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年「キッチン」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年「ムーンライト・シャドウ」で泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で山本周五郎賞、95年『アムリタ』で紫式部賞、2000年『不倫と南米』でドゥマゴ文学賞、22年『ミトンとふびん』で谷崎潤一郎賞を受賞。海外での評価も高く、イタリアで1993年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞〈Under35〉、99年マスケラダルジェント賞、2011年カプリ賞を受賞。著作は三〇か国以上で翻訳出版されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さこぽん

27
病弱のため甘やかされて育ったつぐみは、我儘で意地悪、スケ番(本人曰く)のような口調。それが変わっていて可愛く思えたり面倒くせぇウザいと思ったりする。激しく燃えるものを内に秘め強烈、燦然と輝く星のような印象。それが魅力なのか??だけど穴事件は全然笑えなかった。むしろ引いた。受賞作だけど何が面白いのかわからない。2026/05/14

yuui

11
儚くて、切なくて、それでいて面白くて、何回読んでも色褪せやんなぁと。 昔の夏って今みたいにそこまで暑くなかったし、みんなわいわいして、夏休み楽しかったよな。 そんな事を思い出させてくれる、つぐみの話やけどまりあの物語でもあったよね! また昔の夏を思い出したくなったら何年後かに読むんやろな♪2026/03/22

Yuka

9
約25年前に書かれた作品。 登場人物たちが携帯電話も持ってない。 それでも、いい作品は色褪せない。 はっきり言って、つぐみは性格が悪い。 身体が弱くなければ、本当にただの嫌な奴だ。 それでも、嫌われない。 身体が弱いからじゃない。 たぶん、ものすごく素直で、ものすごく正直だからだ。 裏しかない感じというのだろうか。 ひねくれ者ではあるんだけど。 近くにいたら、仲良くなる自信はないんだけど。 それでも、嫌いになれない魅力のある人物。 それが、TUGUMI。2026/05/21

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3
ひと夏の青春小説。つぐみもまりあも著者の分身。著者曰く、つぐみの性格の悪さは私(謙遜でしょう)、夏の海を満喫している(まりあ)のも私。毎夏西伊豆に家族で泊まりに行った思い出が作品に込められている。作品は記憶を辿るよすがになるとあとがきに書いてある。デビュー4作目、初の連載小説で表現がとても瑞々しい。若い頃ならではのタッチが功を奏しているのだろう。反面、人間が表面的な薄さで描かれている感じにはなるが。上梓されて37年経ったことに驚く。ばななさんも還暦ですか。青春時代を懐かしむに相応しい年齢になったろう。2026/05/11

りやう

1
中学1年生の時に読んだ覚えがあって、それ以来20数年ぶりの再読。吉本ばななってこんな詩的な比喩、表現をする人だったのかと驚く場面が多々あった。ことばが情景の周縁を飛び交って世界を人物を作り上げていく。川上未映子の「すべて真夜中の恋人たち」でも同じようなことを思ったが、平成女流文学(女流という言い方をやめろとこないだ『文藝』で山田詠美が言っていた)の表現上の系譜を指摘できるのではないかと、感覚的には思う。立証できるかはわからん。2026/04/22

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