出版社内容情報
帰国後、熱烈な歓迎を受けたヨーロッパを離れ、フンボルトはロシアへ旅立つ。
「生命の網(ウェブ・オブ・ライフ)」――自然は生物が網のように密接につながった生きた生命体である――というフンボルトの自然の概念は、ダーウィン、ソロー、ミューアらに継承されていく。
知の巨人・フンボルトの功績に光を当てる本格的伝記。
王立協会科学図書賞受賞
〈解説〉石原あえか
【目次】
内容説明
フンボルトは六十歳を目前にロシアの調査に旅立つ。晩年、畢生の大作『コスモス』を執筆。自然は生物が網のように密接につながった生きた全体であるというフンボルトの自然の概念は、ダーウィン、ソロー、ミューアらに継承されていく。知の巨人・フンボルトを描く本格的伝記。英・王立協会科学図書賞受賞。
目次
第4部 影響―アイデアの広がり(ふたたびベルリンへ;ロシア;進化と自然―チャールズ・ダーウィンとフンボルト;フンボルトの『コスモス』;詩、科学、自然―ヘンリー・デイヴィッド・ソローとフンボルト)
第5部 新世界―アイデアの進化(大洪水以来の偉人;人間と自然―ジョージ・パーキンス・マーシュとフンボルト;芸術、生態学、自然―エルンスト・ヘッケルとフンボルト;保存と自然―ジョン・ミューアとフンボルト)
著者等紹介
ウルフ,アンドレア[ウルフ,アンドレア] [Wulf,Andrea]
作家、歴史家。インド生まれ。幼い頃にドイツに移住。ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートにてデザイン史を学ぶ。著書に『金星を追いかけて』(角川書店)、The Brother Gardeners(米植物園芸図書館協会賞受賞)、Founding Gardenersなど。本書はイギリスのコスタ賞伝記部門(二〇一五年)、王立協会科学図書賞を受賞。NYタイムズベストブック10(一五年)に選出され二三ヶ国で出版されている。ラジオやテレビにも多数出演
鍛原多惠子[カジハラタエコ]
翻訳家。米国フロリダ州ニューカレッジ卒業(哲学・人類学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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