出版社内容情報
激動の昭和・戦前戦中期、作家たちはみずからの限界点を見つめながら、文学を愛する人たちの期待に応えようとした。そこから忘れがたい多くの名編が生まれた――。芥川龍之介から中島敦、織田作之助まで現代詩作家・荒川洋治が厳選した全十三篇を発表年代順に収録。解説では“昭和の名長篇”も紹介する。文庫オリジナル。〈編集・解説〉荒川洋治
【目次】
玄鶴山房/芥川龍之介
橇/黒島伝治
闇の絵巻/梶井基次郎
風琴と魚の町/林芙美子
和解/徳田秋声
一昔/木山捷平
あにいもうと/室生犀星
馬喰の果て/伊藤整
満願/太宰治
久助君の話/新美南吉
コブタンネ/金史良
名人伝/中島敦
木の都/織田作之助
内容説明
激動の昭和・戦前戦中期、作家たちはみずからの限界点を見つめながら、文学を愛する人たちの期待に応えようとした。そこから忘れがたい多くの名編が生まれた―。芥川龍之介から中島敦、織田作之助まで現代詩作家・荒川洋治が厳選した全十三篇を発表年代順に収録。解説では“昭和の名長篇”も紹介する。文庫オリジナル。
著者等紹介
荒川洋治[アラカワヨウジ]
1949(昭和24)年、福井県生まれ。現代詩作家。早稲田大学第一文学部卒。75年の詩集『水駅』でH氏賞を受賞。『渡世』で高見順賞、『空中の茱萸』で読売文学賞、『心理』で萩原朔太郎賞、『北山十八間戸』で鮎川信夫賞、『真珠』で大岡信賞、評論集『文芸時評という感想』で小林秀雄賞を受賞。17年より、川端康成文学賞選考委員。19年、恩賜賞・日本芸術院賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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