中公文庫<br> ロシア文学を学びにアメリカへ? (増補版)

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ロシア文学を学びにアメリカへ? (増補版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122076068
  • NDC分類 804
  • Cコード C1195

出版社内容情報

1980年代、ロシア文学を専攻していた著者は、ソ連ではなく米国へ飛んだ。
ハーバード大で古代教会スラヴ語を習得し、街角でポーランド移民と交流。
多様な文化を内包する「サラダボール」の国で得た体験と考察をユーモラスに綴る、ヌマノ教授の原点たるエッセイ。
「ハーバード生活から三つのエピソード」他を新規収録。〈解説〉奈倉有里

内容説明

古代教会スラヴ語の文法に泣かされ、街角でクロアチア移民と交流し―一九八〇年代、ロシア文学専攻でありながら米国に学んだ体験を起点に、亡命者・移民・多言語話者の文学や言葉を縦横に考察。ロシア・東欧文学から世界文学まで広く論じてきた著者の原点たるエッセイ。「ハーバード生活から、三つのエピソード」他を新収録。

目次

ことばの旅行術・実践篇(ブライトン・ビーチのロシア語街;ロシア人が英語に出会うとき;英語が亡命ロシア文学を浸蝕する;がんばれ、イディッシュ語;イディッシュ語の喜び ほか)
ことばの旅行術・理論篇(「僕って何?」―人称代名詞について(1)
あなたを愛しています―人称代名詞について(2)
「私」と「きみ」のあいだ―人称代名詞について(3)
外国語は体を張って読もう
挨拶はおもしろい ほか)

著者等紹介

沼野充義[ヌマノミツヨシ]
1954年生まれ。スラヴ文学者。名古屋外国語大学教授、東京大学名誉教授。2002年『亡命文学論 徹夜の塊』でサントリー学芸賞、04年『ユートピア文学論 徹夜の塊』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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どら猫さとっち

10
スラヴ文学者がロシア文学専攻で留学した場所は、なんとアメリカだった。英語圏内でのスラヴ語の実情…スラヴ語文法に手こずり、そこで知り合ったクロアチア移民と知り合い、言葉や習慣の面白さを見出す。体験談から文法まで、バイリンガルな著者の日々と思考を、余すことなく論じたエッセイ集。今まで知らなかったアメリカの姿が垣間見える。滑稽でありながら、サバイブする著者や周囲の人たちが愛おしい。2025/03/15

みくに

3
面白かった。ほうぼう旅してる気分。昔、何語の本を読んでいた時か忘れたけど友達に言われた、こういう奴がいつの間にか外国語喋ったりするんだよなというのを思い出していた。事はそう簡単じゃなさそうだけども2025/02/11

Go Extreme

1
言語習得と文化:言語学習 異文化理解 コミュニケーション手段 多言語環境 バイリンガリズム 文化的適応 移民と言語:ユダヤ人の言語能力 移民の言語習得 言語の壁 文化の維持 アメリカ社会への同化 言語の実践:旅行中の言語使用 発音の違い 文法の誤解 非言語的コミュニケーション 社会的規範 言語教育 言語と社会構造 イディッシュ語:イディッシュ語衰退 ヘブライ語普及 文化の継承 言語の復興 言語の選択 英語学習:発音困難 文法習得の問題 ロシア語話者の英語習得 言語誤解 言語教育の厳しさ 言語政策と教育制度2025/03/04

せめてものパセリ

1
タイトルが気になって購入。なるほど、その言語を学びたいからといってもあれやこれやの事情でその国に行くことが難しかったりするのかー。それにしても言語って奥深いんだな。2025/02/14

tetsu

1
キャッチーな題名に惹かれて購入しました。旧題も素敵ですね。 著者である沼田先生が、アメリカに留学されて いた頃の、言葉にまつわるエピソードが収録されています。 二部構成となっており、後半はちょっぴりアカデミックな雰囲気。 国によって、「バイリンガル」に対して抱くイメージが異なるという点が、興味深かったです。 余談になりますが、ナボコフの「ロリータ」に再チャレンジしてみようと思いました。「博物館を訪ねて」という短編も気になるところ!2025/02/03

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