出版社内容情報
昭和・光と影
昭和20年8月15日夕刻、第五航空艦隊司令長官で沖縄特攻の責任者だった宇垣纒中将は終戦を知りながら、艦上爆撃機「彗星」11機を率いて大分海軍飛行場から出撃した。
敗戦を知りつつ、宇垣長官はなぜ自らの特攻を決意したのか。
11機を見送った人々、奇跡的な生還者たちの証言、回想をもとに明らかにされる《最後の特攻隊》の真相。
〈解説〉野村進
内容説明
昭和二十年八月十五日、玉音放送の数時間後、第五航空艦隊司令長官が率いる「彗星」十一機が大分飛行場から沖縄へ出撃した。敗戦を知りながら、長官はなぜ自らの特攻を決意したのか。そして彼に付き従った隊員たちはいかなる思いで「不帰の旅」に飛び立ったか。知られざる“最後の特攻隊”の軌跡を追う。
目次
第一章(第五航空艦隊司令長官;大分飛行場;中津留大尉の父)
第二章(甲飛十三期;戦後の日々;七〇一空;出撃の写真)
第三章(二村治和一飛曹;不時着;玉音放送を聞かず;最後の特攻隊の行方)
第四章(川野和一一飛曹;五航艦の動揺;十八名還らず;西方海岸にて)
著者等紹介
松下竜一[マツシタリュウイチ]
1937年大分県中津市生まれ。高校卒業後、家業の豆腐屋を継ぐ。二十代半ばより作歌を始める。69年、歌文集『豆腐屋の四季』を刊行、ベストセラーになる。70年、豆腐屋を廃業し、著述業に専念。72年から「環境権」を掲げ豊前の火力発電所建設反対運動に取り組み、ミニコミ誌「草の根通信」を三十一年にわたって発行。82年、『ルイズ 父に貰いし名は』で講談社ノンフィクション賞受賞。2004年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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