出版社内容情報
大東亜戦争で日本軍はなぜ敗北したのか。
戦史研究に初めて社会科学的な分析を導入し、ノモンハン、ミッドウェー、ガダルカナル、インパール、レイテ、沖縄の六作戦を失敗事例として学際的に検証。
日本軍の組織特性の解明を通じて、日本社会にはびこる組織的病理を剔抉し、自己変革の必然性を提起する。
「文庫版あとがき(二〇二四年)」を新収録。
内容説明
私は人間の無限の可能性を信じています。(略)読者の皆さんに問い続けることを本書に託したいと思います。野中郁次郎「文庫版あとがき(二〇二四年)」を新規収録。
目次
序章 日本軍の失敗から何を学ぶか(本書のねらい;本書のアプローチと構成)
1章 失敗の事例研究(ノモンハン事件―失敗の序曲;ミッドウェー作戦―海戦のターニング・ポイント ほか)
2章 失敗の本質―戦略・組織における日本軍の失敗の分析(戦略上の失敗要因分析;組織上の失敗要因分析;要約)
3章 失敗の教訓―日本軍の失敗の本質と今日的課題(軍事組織の環境適応;日本軍の環境適応;自己革新組織の原則と日本軍の失敗;日本軍の失敗の本質とその連続性)
著者等紹介
戸部良一[トベリョウイチ]
昭和23(1948)年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。政治外交史専攻。国際日本文化研究センター名誉教授
寺本義也[テラモトヨシヤ]
昭和17(1942)年生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。組織論専攻。元早稲田大学大学院教授
鎌田伸一[カマタシンイチ]
昭和22(1947)年生まれ。上智大学大学院博士課程修了。組織論専攻。元防衛大学校教授
杉之尾孝生[スギノオヨシオ]
昭和11(1936)年生まれ。防衛大学校卒業。戦史専攻。元防衛大学校教授
村井友秀[ムライトモヒデ]
昭和25(1950)年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。軍事史専攻。防衛大学校名誉教授
野中郁次郎[ノナカイクジロウ]
昭和11(1936)年生まれ。カリフォルニア大学経営大学院(バークレー校)にてph.D.取得。組織論専攻。一橋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Miyako Hongo
ひでき
24歳男性
Go Extreme
ぎぃ~
-
- 和書
- 決算書はすべて立替金