出版社内容情報
警視庁特捜一係堀田班の津原英太刑事たちは、宝飾店オーナー殺人事件の継続捜査を担当し、自供により容疑者を逮捕。だが直後、班員全員に異動辞令が下され、公判では警察の自白強要があったと証言されてしまう……。真実すら歪ませる巨大な闇を相手に、刑事たちは!? 〈ジウ〉サーガに連なる傑作、ついに新装版として登場!〈解説〉宇田川拓也
内容説明
警視庁特捜一係堀田班の津原英太刑事たちは、宝飾店オーナー殺人事件の継続捜査を担当し、自供により容疑者を逮捕。だが直後、班員全員に異動辞令が下され、公判では警察の自白強要があったと証言されてしまう…。真実すら歪ませる巨大な闇を相手に、刑事たちは!?歌舞伎町セブンのジロウの過去を描く物語が、新装版で登場!
著者等紹介
誉田哲也[ホンダテツヤ]
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第二回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第四回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
174
警視庁特捜一係堀田班の刑事たちが獲り込まれる闇。警察内の暗黒や、吊るし屋と呼ばれる裏社会の殺し屋など、身震いする怖さ。この主人公が歌舞伎町セブンのジロウだったのですね。2025/07/02
ぶんぶん
23
【古本購入】誉田哲也の警察小説として読んでみた、違う、何だこれは津原が馳と出会ってから物語は急展開する。 単なる警察物では無く巨悪を倒すというファンタジー小説になる。 「ジウ」の世界だ、そう言えば「ジロー」というキャラに似ている。 ジウに入るストーリーか・・・何処にでもある日常からスタートする物語、あれよあれよと言う間に引き返すことが出来ないノワール、誉田哲也はリンクする作家、ジローは、こういう風にドロップアウトしたか・・・2025/02/26
那義乱丸
4
輸出大企業を超え太らせる為の還付金という消費税のからくり、国民にマイナスな法案を通す間、国民の目を逸らす目的で流されるニュースの数々。実際に今も起きてる事実なだけにリアリティを感じた。政府の目論見に反することをやろうとすると消されるか潰されるというのも現実だから怖いな。そんな中での本作の主人公の行動。終盤にやっと歌舞伎町セブンに繋がると気づいた。ミサキの次はジロウだったのね。読んでよかった!2025/09/03
HIDETO
2
今年11冊目! 悪の中にも正義がある。 そう感じた一冊‼️2025/06/22
高箸やすめ
2
新装版で12年ぶりに読んだけど、細かい部分は全部忘れてたし、これがジロウの話なのだとは当時分かってなかったかも。大切にして欲しい人を数行で片付けてしまう躊躇いのなさの恐ろしさよ。2025/04/22