出版社内容情報
〈昭和100年〉ほんの百年前を生きた女たちの苦闘。文藝春秋読者賞受賞
「昭和史というすらりとした言い方や書き方では包括できない生身の人間の話を、生活を書きたい」(『昭和史のおんな』単行本あとがき)。女性たちの埋もれた生を堀りおこし、文藝春秋読者賞を受賞したノンフィクション。二・二六事件の遺族を追う「雪の日のテロルの残映」が補完された完本を文庫化。「文庫版あとがき」を収録。〈解説〉酒井順子
下巻 目次
さまよえる「ノラ」
日中の懸橋 郭をとみと陶みさを
伝説のなかのプリマドンナ
夫の生還を信ず
小林多喜二への愛
雪の日のテロルの残映
あとがき
文庫版あとがき
解説 酒井順子
内容説明
昭和史というすらりとした言い方や書き方では包括できない生身の人間の話を、生活を書きたい―。女性たちの埋もれた生を掘りおこし、文藝春秋読者賞を受賞したノンフィクション。二・二六事件の遺族を追う「雪の日のテロルの残映」を増補した完本を文庫化。
目次
さまよえる「ノラ」
日中の懸橋 郭をとみと陶みさを
伝説のなかのプリマドンナ
夫の生還を信ず
小林多喜二への愛
雪の日のテロルの残映
著者等紹介
澤地久枝[サワチヒサエ]
昭和5年(1930)、東京生まれ。四歳のとき一家で満州へ移住、吉林市で敗戦を迎える。昭和24年、中央公論社に入社、かたわら早稲田大学第二文学部国文科を卒業。昭和38年、同社を退社し、五味川純平氏の『戦争と人間』資料助手を経て独立。著書に『火はわが胸中にあり』(日本ノンフィクション賞受賞)、『記録ミッドウェー海戦』(菊池寛賞受賞)など。平成20年度朝日賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
totuboy