中公文庫<br> 江戸川乱歩座談

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中公文庫
江戸川乱歩座談

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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122075597
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

戦前、孤高の「人嫌い」として知られた作家・江戸川乱歩は、戦後、日本探偵小説界の名ホストとして活躍した。
森下雨村・横溝正史ら雑誌「新青年」の立役者たちから、小林秀雄・幸田文ら文壇の著名人まで――探偵小説の魅力を共に語り尽くす、夢の饗宴!
乱歩の参加した主要な座談・対談をセレクトした文庫オリジナル。

生誕130年記念刊行

〈解説〉小松史生子

【1 座談篇】
●探偵小説座談会(1929):大下宇陀児/加藤武雄/甲賀三郎/浜尾四郎/森下雨村
●明日の探偵小説を語る(1937):海野十三/小栗虫太郎/木々高太郎
●乱歩氏を祝う(1954):木々高太郎/戸川貞雄/城昌幸
●探偵小説新論争(1956):大下宇陀児/大坪砂男/木々高太郎/角田喜久雄/中島河太郎/春田俊郎
●文壇作家「探偵小説」を語る(1957):梅崎春生/曽野綾子/中村真一郎/福永武彦/松本清張
●「新青年」歴代編集座談会(1957):城昌幸/延原謙/本位田準一/松野一夫/水谷準/森下雨村/横溝正史

【2 対談・鼎談篇】
●E氏との一夕(1948):稲垣足穂
●幽霊インタービュウ(1953):長田幹彦
●問答有用(1954):徳川夢声
●幸田露伴と探偵小説(1957):幸田文
●ヴァン・ダインは一流か五流か(1957):小林秀雄
●樽の中に住む話(1957):佐藤春夫/城昌幸
●本格もの不振の打開策について(1958):花森安治

内容説明

戦前、孤高の「人嫌い」として知られた作家・江戸川乱歩は、戦後、日本探偵小説界の名ホストとして活躍した。森下雨村・横溝正史ら雑誌「新青年」の立役者たちから、小林秀雄・幸田文ら文壇の著名人まで―探偵小説の魅力を共に語る、夢の饗宴。乱歩の参加した主要な座談・対談をセレクトした文庫オリジナル。

目次

1 座談(探偵小説座談会;明日の探偵小説を語る;乱歩氏を祝う;探偵小説新論争;文壇作家「探偵小説」を語る;「新青年」歴代編集長座談会)
2 対談・鼎談(E氏との一夕 稲垣足穂;幽霊インタービュウ 長田幹彦;問答有用 徳川夢声;幸田露伴と探偵小説 幸田文;ヴァン・ダインは一流か五流か 小林秀雄;森の中に住む話 佐藤春夫 城昌幸;本格ものの不振の打開策について 花森安治)

著者等紹介

江戸川乱歩[エドガワランポ]
1894年、三重県名張町生まれ。本名・平井太郎。早稲田大学政経学部卒業後、数々の職業を転々。1923年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」を発表し作家デビュー。36年の『怪人二十面相』以降は少年探偵団もので人気を博す。47年、探偵作家クラブ(のち日本推理作家協会)初代会長となり、54年、江戸川乱歩賞を創設。57年より雑誌「宝石」の編集にたずさわる。65年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Sato19601027

59
10月21日は江戸川乱歩生誕130年。私の乱歩体験は、小学校の図書館でのポプラ社の少年探偵団シリーズ、ワクワクしたのを思い出す。中学生で読んだ文庫本「黒蜥蜴」も衝撃的だった。探偵小説の第一人者である乱歩先生が、未来を憂う座談集。「非常に少ない読者を以って満足すべき/日本人は論理探偵小説への興味が薄い」など、戦後直ぐの文壇を悲観的に捉え、将来的には「遊戯の域を出るため、人間と人間、人間と神が取っ組み合う真剣な文学精神が必要」と説いている。若者の読書離れが進む現状を、天国からどのように見ているのだろう。2024/10/21

ぐうぐう

31
人嫌いとして知られた江戸川乱歩が、戦後になってこんなにも多くの、そして多様なテーマと多彩なゲストを迎えた座談・対談をしていたのには、乱歩の探偵小説への強い思いがあってこそだろう。巻頭に配置された戦前に催された2本の座談においては、どこか斜に構えて、あるいは自作への自虐もあって、そのスタンスは控えめだが(とはいえ、『黒死館殺人事件』への高い評価と小栗虫太郎への強い擁護は、探偵小説への未来を見たからだろう)、戦後になってからの発言は、積極的であり、(つづく)2024/10/07

だるま

14
乱歩が参加した座談と対談の中から、内外の探偵小説に関わる物を中心に纏めた文庫オリジナル。座談は6つあり、参加者が4人から8人だったが、口数が少ないのだろうと思っていた乱歩が中心になっていたので意外だった。横溝正史が参加のもあり概ね面白かった。ただ、対談も含めて名作のネタバレを一切構わずやっているので、仕方無いにしてもやや興醒め。特に小林秀雄氏との対談では『アクロイド殺し』『Xの悲劇』『樽』のトリックを相当細かくバラしている。小林氏は探偵小説に詳しく無いのに間違い探しばかりして得意顔。何様だ、あの人は?😅2024/10/30

timeturner

5
『新青年』歴代編集長座談会は気心のしれた者同士が和気あいあいと好き放題喋ってる感じがいい。作品のイメージとはかなり違う人もいて、横溝正史なんて天衣無縫でめっちゃかわいい。探偵小説がまだあまり日本に入ってこない時代に、洋書を漁って面白い作品を探し、翻訳し、投稿していた人たち、楽しかっただろうなあ。ミステリーとは縁がなさそうな文学者や評論家との対談も意外な話が多くて興味深かった。2024/11/04

レオナルドディカプリオ

1
江戸川乱歩の探偵小説への思いが存分に詰まった興味深い座談 私の想像していた乱歩像とは違った側面を知れておもしろかった。日本での探偵小説の確立、江戸川乱歩が築いてきたもの、現在探偵小説が大衆化し多くの人に愛されたものになっている理由がわかった気がする。2024/10/01

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