出版社内容情報
「だぁーれまさんがぁ、こぉーろしたぁ」
自殺しようとしたえいくん――多門英介を襲い、連続殺人をはじめた《鬼》は誰?
瓢箪山の達磨神社。桜の木の下で遊んだ子供時代の仲間が次々殺されていく。その一人でホラーミステリ作家となった速水晃一は神社を訪れ、あの日、記憶に封じた忌まわしい《鬼》と、連続殺人犯を推理するが……。
〈解説〉若林 踏
内容説明
「だぁーれまさんがぁ、こぉーろしたぁ」自殺しようとしたえいくん―多門英介を襲い、連続殺人をはじめた“鬼”は誰?瓢〓山の達磨神社。桜の木の下で遊んだ子供時代の仲間が次々殺されていく。その一人でホラーミステリ作家となった速水晃一は神社を訪れ、あの日、記憶に封じた忌まわしい“鬼”と、連続殺人犯を推理するが…。
著者等紹介
三津田信三[ミツダシンゾウ]
奈良県出身。編集者をへて、2001年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。『水魑の如き沈むもの』で第十回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キナコ
26
作者買いの一冊。相談窓口から始まるホラーミステリー。自殺したと思われる友人が残した痕跡を元に、過去に地元で起きた子供の誘拐事件を追っていく。 次々と殺される友人たち。連続殺人犯は誰か。親の無力さとやるせなさが悲しい作品。すでに次回作も出ているが、今作品も関係があるのかな?楽しみ。2025/01/25
備忘録
19
ホラーの雰囲気を漂わせながらのしっかりとしたミステリ 失われた記憶を辿る作品自体は月並みではあるが、真相も結末もオリジナリティがあり最後までどうなることかと惹き込まれて読んだ2025/02/27
マツユキ
15
「いのちの電話」の相談員が出た一本の電話から始まるストーリー。ホラー・ミステリ作家速水晃一の小学生時代の友人が次々と死んでいき…。ホラーと言うより、犯人は誰メインのミステリで、なるほど。オカルトの気配はするんだけど、そこは人の罪と強調しているのが、清々しくもありました。2024/10/22
Ribes triste
14
三津田さんのぞわぞわするホラー味を求めて読み始めたのですが、なんとガッツリ本格ミステリーでありました。予想を覆され、逆に面白かったです。カー・ディクスンを読むように読者がアレコレ先を推理する楽しみが残されているのも嬉しい。帯の刊予告を見ると、新シリーズ化されるのでしょうか。続きが楽しみです。2024/08/12
パラオ・スパニッシュフライ
12
ホラー要素をひとさじ入れたしっかりしたミステリーを読むことができました。生命の電話にかかってきた一本の電話がきっかけで幼なじみが次々と殺されていく事件。調べていくと子供の頃に遊んだだるまさんがころんだが鍵になる。6人で遊んでいたはずなのに1人多くなった?犯人は幼なじみの中にいる? 閉ざされた記憶を少しずつ解いていき、真相にたどり着くまでの展開が面白かったです。2024/09/01
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