出版社内容情報
政争と陰謀の渦中に栄華をきわめ、西海に消えた平家一門を、頭領の妻を軸に綴る。公家・乳母制度の側面から平家物語の時代を捉え直す。〈解説〉永井 紗耶子
内容説明
政争と陰謀の渦中から、栄華をきわめた平家一門。東国に興った平氏打倒の嵐に翻弄され、安徳天皇とともに西海の藻屑と消え去るまで、その足跡を頭領の妻・時子を軸に綴る。数々の史料をもとに公家・乳母制度の側面から平家の時代を捉え直す、歴史長篇小説。巻末に関連エッセイを新収録。
著者等紹介
永井路子[ナガイミチコ]
1925(大正14)年、東京生まれ。東京女子大学国語専攻部卒業後、小学館勤務を経て文筆業に入る。64(昭和39)年『炎環』で直木賞、82年『氷輪』で女流文学賞、84年菊池寛賞、88年『雲と風と』ほか一連の歴史小説で吉川英治文学賞、2009(平成21)年『岩倉具視』で毎日芸術賞を受賞。23年1月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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優希
38
戦争と陰謀の渦中から栄華を極めた平家。東国では平家打倒の流れが興ります。その嵐に翻弄され、安徳天皇と共に西海に消えるまで、時子を軸に描いた平家物語。その儚い栄枯盛衰の物語に惹かれました。平家の時代を問い直す物語でもあったように思えます。面白かったです。2025/08/02
isbm
1
★★★☆2025/11/01
Ku-ko
1
図書館のハード本です。 大河ドラマの平清盛、鎌倉殿の13人を平行して観ながら、読み進めました。 屋島や壇ノ浦の合戦の時子目線での物語を楽しめました。2025/09/25
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