出版社内容情報
愛、嫉妬、復讐心、懐疑。悪のどん底までおりていった先に待ち受ける罰と、衝動からの解放――。実生活ではとても生きられぬ激しい人生を生き抜いたという実感を味わう喜びを与え、時代や国を超えて人々を激情の渦に巻き込むシェイクスピアの主要19作品を解題。
日本におけるシェイクスピア翻訳の礎を築いた著者が、定本や改訂についての考証、作品に影響を与えた歴史的背景や先行作品の紹介などを交えつつ、シェイクスピアの天稟の才がきらめく壮大な作品世界を解き明かす。
〈巻末エッセイ〉福田 逸
【目次】
シェイクスピアの魅力
リチャード三世/タイタス・アンドロニカス/じやじや馬ならし/夏の夜の夢/ロミオとジュリエット/リチャード二世/ヴェニスの商人/ヘンリー四世/空騒ぎ/お気に召すまま/ジュリアス・シーザー/ハムレット/マクベス/オセロー/十二夜/リア王/アントニーとクレオパトラ/コリオレイナス/あらし
〈巻末エッセイ〉福田 逸
内容説明
愛、嫉妬、復讐心、懐疑。悪のどん底までおりていった先に待ち受ける罰と衝動からの解放―。人々を激情の渦に巻き込むシェイクスピアの19作品を解説。日本におけるシェイクスピア翻訳の礎を築いた著者が、定本や改訂の考証、歴史的背景や先行作品の解説を交え、シェイクスピアの天稟の才がきらめく作品世界を解き明かす。
目次
1(シェイクスピアの魅力)
2(リチャード三世;タイタス・アンドロニカス;じやじや馬ならし;夏の夜の夢;ロミオとジュリエット ほか)
著者等紹介
福田恆存[フクダツネアリ]
大正元年(1912)、東京に生まれる。東京帝国大学文学部英文学科を卒業。戯曲『龍を撫でた男』で第四回読売文学賞戯曲賞、「『シェイクスピア全集』の訳業」で第二回岸田演劇賞、第十九回読売文学賞研究・翻訳賞、「『ハムレット』の翻訳・演出」で芸術選奨文部大臣賞、『私の國語教室』その他で第十二回読売文学賞評論・伝記賞を受賞。平成6年(1994)没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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