中公文庫<br> 安吾探偵事件帖―事件と探偵小説

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中公文庫
安吾探偵事件帖―事件と探偵小説

  • 坂口 安吾【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122075177
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

安吾探偵登場!

戦後の難事件を推理し、探偵小説を大いに論ず



坂口安吾は「文壇随一の探偵小説通」であり、「不連続殺人事件」「安吾捕物帖」などミステリ作品も手がけた。その一方、自ら「安吾タンテイ」と名乗り、帝銀事件や下山事件など実際の事件について大胆な推理を展開した。本書は、こうした事件評論・裁判傍聴記と、愛好する探偵小説を論じたエッセイを一冊にする。文庫オリジナル。

内容説明

「文壇随一の探偵小説通」といわれた坂口安吾。ミステリ作品を手がける一方、自ら「安吾タンテイ」と名乗り、帝銀事件や下山事件など実際の事件について大胆な推理を展開した。本書はこうした事件評論・裁判傍聴記と、愛好する探偵小説を論じたエッセイを併録した一冊。文庫オリジナル。

目次

1 事件と裁判(帝銀事件を論ず;切捨御免;哀れなトンマ先生;下山事件推理漫歩(座談 江戸川乱歩・中館久平・坂口安吾)
孤独と好色 ほか)
2 推理小説論(推理小説について;私の探偵小説;探偵小説とは;探偵小説を截る;「刺青殺人事件」を評す ほか)

著者等紹介

坂口安吾[サカグチアンゴ]
1906(明治39)年新潟市生まれ。東洋大学文学部印度哲学倫理学科卒業後、同人誌『言葉』を創刊。31年に『青い馬』に発表した短篇「風博士」が牧野信一に激賞され、新進作家として認められる。戦後、『堕落論』『白痴』などで新文学の旗手として脚光を浴びる。55(昭和30)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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夜間飛行

195
角川文庫に未収録の随筆も収めている。高校で「ラムネ氏のこと」を読み安吾にハマった。私の胸にある安吾の風景は新潟の海と茱萸藪である。《私は一切を風景に換算してゐた》自然の懐に微睡むようなあのリズムは、一方で人間という大きな海から寄せてくる波の音にも思える。帝銀事件の犯人にしろ、下山総裁にしろ、どこまでも一人の人間として見る。そして戦後犯罪の裏に戦争の影を見る。肉慾は悲しい、だがそこに帰らざるを得ない人間はいじらしい、と安吾はくり返す。チャタレイ裁判の矛盾点よく判った。坂本家の殺人についての推理はとても緻密。2024/06/20

ますみ

6
★3.5★2025/04/02

羽田

3
横溝の蝶々殺人事件を絶賛していて読み直したくなった。50年代はじめくらいの随筆が一番多いんだけど、50年代後半はないんだな?なんでだろうと思っていたらなくなっているんだね…早いよ安吾。戦後のあっけらかんとした空気をある意味面白がっているのは安吾らしい。金閣寺はじめ歴史的建造物なんて構造方法だけ分かっていれば全部いらんもっと大事なもんがいくらもあるだろうてのも彼らしいかな。さすが堕落論作者。乱歩との鼎談がいまいちかみ合っていなくて面白い2024/06/25

Mマジパン

2
図書館本。安吾と見て飛びついた。推理小説かと思わせる題名だが評論集である。前半では、帝銀事件、下山事件など敗戦直後に大いに世を騒がせた事件を論じている。事件の真相というよりも、暗い世相と戦争の生々しい記憶の反映ととらえている点がユニークだ。後半は当時の内外の推理小説に対する評論。大部分を一刀両断しており痛快。A・クリスティとE・クイーン、横溝正史のみは褒めている。しかし、ネタバレの記載が多数ある。当時は許されていたのだろうか。2025/01/31

チャー吉

2
坂口安吾が実際に起きた事件についての考えを書いていたり、探偵(推理)小説についての私見を述べたりしている本作。実際に起きた事件について、他人の意見を知る機会は多くは無いので(それが探偵小説家の意見ともなれば尚更)新鮮でした。2024/06/02

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