出版社内容情報
ある日突然、地球に襲来した宇宙人。天狗、猫又、化け狸、異国の神や悪魔まで、異界から来た妖異に鬼太郎が挑む!
〈収録作品〉UFO宇宙突撃隊/タイムマシン/ロケットハウス/竹やぶの小人/火星人現わる/エンバン実験/不思議な家/猫町切符/宇宙人落下/ムーン大王/狸ばやし/メキシコの石/かくれ蓑/終末株式会社/海坊主/奪衣婆/透明人間/悪魔博士/二人狸/わんたん妖怪/影くい猫/死人列車/つきもの
巻頭カラー口絵を掲載。
内容説明
ある日突然、地球に襲来した宇宙人。天狗、猫又、化け狸、異国の神や悪魔まで、異界から来た妖異に鬼太郎が挑む!巻頭カラー口絵を掲載。
著者等紹介
水木しげる[ミズキシゲル]
本名、武良茂。1922年(大正11)生まれ。鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争中に召集され、ラバウルで左腕を失う。復員後、さまざまな職業を経て、57年『ロケットマン』で漫画家デビュー。65年『テレビくん』により第6回講談社児童まんが賞、89年『昭和史』により第13回講談社漫画賞受賞。91年、紫綬褒章、2003年、旭日小綬章受章。07年『のんのんばあとオレ』により、第34回アングレーム国際漫画祭最優秀コミック賞を受賞。10年、文化功労者。15年11月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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flatscan
1
鬼太郎というか、割とねずみ男を軸にした短編集。20作以上収録されていてお得感。宇宙人とかSFちっくなネタが多めで、ちょっと毛色が違う印象。ネタ(アイデアやオチ)がメインの話が多い気がする。これらは、鬼太郎である必然性が薄いので、飽くまで「鬼太郎の漫画というフレーム」を使ったSF短編作品と言えなくもない。この頃の漫画家はSFテーマからは逃れられないのかも。「終末株式会社」は、正に来たるべき20世紀末の終末観を含みつつ(でも初出が1978年でやや早い。ある種の予言的な側面も含んでいる)、→2024/04/06