出版社内容情報
「冥途の土産に遺しておくか。俺たちの歴史を。なあ、竜司」楢山は、紗由美と節子、そして警察学校に通う安里真昌を前に、自身の過去を語り始めた。高校時代のある事件をきっかけに、警察学校に入学した楢山は、入学初日に二人の男と出会う。彼らの名は、影野竜司と宇田桐善康――。
影野竜司はいかにして「もぐら」になったか。戦友の楢山や宿敵・宇田桐と出会う警察学校時代を描く、大人気シリーズのエピソード0!
内容説明
「冥途の土産に遺しておくか。俺たちの歴史を。なあ、竜司」楢山は、紗由美と節子、そして警察学校に通う安里真昌を前に、自身の過去を語り始めた。高校時代のある事件をきっかけに、警察学校に入学した楢山は、入学初日に二人の男と出会う。彼らの名は、影野竜司と宇田桐善康―。いまだ語られることのなかった「もぐら」の過去が明らかに!
著者等紹介
矢月秀作[ヤズキシュウサク]
1964年兵庫県生まれ。文芸誌編集などを経て、小説家へ転向。「もぐら」シリーズ(小社刊)が一〇〇万部を突破しブレイクした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タナー
23
"もぐら"シリーズの第1作を読んだのは、もう10年ほど前になる。ハマってしまい、その年のうちにシリーズ全作品を読んだことを、自分の読書メーターをみて思い出した。楢山の回想という形で物語は語られている。シリーズのファンにはタマらない1冊。本作を読んでシリーズを再読したくなってきた。つい最近久々に矢月さんの作品を読んだが、それと本作をきっかけに、また矢月作品にハマってしまいそうな予感がする。さらりと読めて面白かった。2024/03/03
パカゲニー
6
矢月秀作さんのもぐらシリーズ最新作。もぐらこと影野竜司と楢山の出会いとともに警察学校での暴れぶりを描いたエピソード0。勧善懲悪のスーパーヒーロー誕生のB級アクション小説を楽しみました。 頭を使わず読めるのもいい。2024/03/11
万論
2
語り部、楢山さん。微笑ましい(?)エピソード満載。メインが楢山さんなのは仕方がない。仲が良かったんだね。すっかり「もぐら」の話を忘れてる。また読み返してみようかな。かつての熱量を忘れている。2024/03/20
めめぞう
1
★★★★☆2024/04/07
akipon
0
回想とはいえ久々のアクションシーン満載ですっきりした。やはり、 もぐらはこうでなくては。このスピンオフ的なシリーズ、まだまだつづくかな?2024/04/16