中公文庫<br> なにごともなく、晴天。

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中公文庫
なにごともなく、晴天。

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122074613
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

鉄道の高架下商店街〈晴天通り〉で働く美子の前に、ある日、コーヒーと銭湯を愛する探偵が現れる。その話を聞いた町の人たちは、それぞれの秘密を語りだす。忘れたはずの出来事や未来への迷いをふりはらう、小さな勇気と決断。遠くからそっと誰かを想う優しさにふれ、新しい一歩を踏み出す物語。巻末に「荒野のベーコン醤油ライスの作り方」を新規収録。

内容説明

鉄道の高架下商店街で働く美子の前に、ある日、コーヒーと銭湯を愛する探偵が現れる。その話を聞いた町の人たちは、それぞれの秘密を語りだす。忘れたはずの出来事や未来への迷いをふりはらう、小さな勇気と決断。遠くからそっと誰かを想う優しさにふれ、新しい一歩を踏み出す物語。巻末に「荒野のベーコン醤油ライスの作り方」を新規収録。

著者等紹介

吉田篤弘[ヨシダアツヒロ]
1962年東京生まれ。小説を執筆するかたわら、「クラフト・エヴィング商會」名義による著作と装幀の仕事を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

109
「この世の平穏は、多くの人たちのやせ我慢と隠しごとと沈黙で出来ているのだ」なにごともないような日常にも実はあれやこれやがいろいろあって。そんな日々のなか存在感を放つ銭湯とコーヒー。淡々と流れる日常たちの描写が愛おしかった。目次がおしゃれ。2024/02/15

KAZOO

107
これは長編なのですが、話が表題(これが毎日の人々の日常の行動などが章の題名になっています「食べる。」「眠る。」「働く。」など)ごとに終わっているような状況になっています。主人公の女性は、電車の高架下を住まい兼店舗としていることで、隣人やその店舗の主人などとの交流が語られていきます。「まずいコーヒー」というのがよく出てくるのですが、どのようにまずいのでしょうね。ゆったりした気持ちにさせてくれます。2025/01/09

nemuro

59
既読本は『おやすみ、東京』(2020年4月読了)、『電球交換士の憂鬱』(同年5月読了)、『という、はなし』(2021年2月読了)、『レインコートを着た犬』(同年11月読了)、『鯨オーケストラ』(2023年12月読了)の5冊。帯に「銭湯と、コーヒーが好きな探偵が呼び覚ます、私たちの秘密」とあって、「夜の電車が頭上を走る、高架下<晴天通り>の物語」。『サンデー毎日』に連載された一話完結の連作短編小説の文庫版。文句なしの面白さ。では、同時期の連載で同じ一行で始まるらしい「まずいコーヒー三部作」の『ソラシド』へ。2024/05/14

ばう

58
★★★吉田さんの小説はいつも私を温かく包んでくれてじんわり心に小さな幸せが広がっていく感じがする。そしてこのお話は最後の1行を読んだ後、自然と柔らかく微笑んでいた。電車の高架下の商店街で働く美子と他のお店の人々の日常が緩く語られる中、ある探偵の登場によって彼らの心に疑心暗鬼が生まれる。皆が「今まで話さなかったけど実は…」という話を語り出し、物語があちこち動き始める。探偵さんは一体何者?この商店街はどうなっていく?美子の恋の行方は?そんなことが急がず語られていて、無性に美味しい珈琲が飲みたくなりました。2025/02/24

なつくさ

47
吉田さんの物語はいつだって、心に平穏をもたらしてくれる。傾いた何かを水平へと戻してくれるのだ。それを、ぼくは密かにヨシダドーピングと呼んでいる。鉄道の高架下に店兼住居をもつ、美子。探偵との偶然の出会いが周囲の「じつはね」を導き出していく。ふわふわと優しい気持ちにさせていただきました。なにごともなく、晴天な毎日ではないけれど、こんな物語が読めて幸せだなと素直に思えました。まずいコーヒー三部作、制覇したい。2024/03/03

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