出版社内容情報
数のない時代の数え方は?
古代エジプト人が一本の縄で直角三角形を描いた方法とは?
アラビヤ数字を考えたのはインド人だった!?
定理とは何か、証明とはどんなことをすることか?
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人類が長い年月をかけて「数」や「図形」を考えだし、理解を深めていった歴史をひもときながら、数式や図形を使った問題の解き方や証明の方法を分かりやすく解説する。
積み上げ型の学問と言われる数学の土台となる、代数や幾何学の基礎を学び直すうえで、最適な一冊。
おとなもこどもも区別なく、算数の苦手意識を払拭し、算数の面白さに出会える。
「数の生い立ち」「図形のふしぎ」をまとめて収録。
内容説明
人間が数を数えられるようになった時代から、整数の計算の規則を考え出し、負の数、分数、小数、無理数、複素数を考えるにいたるまでの歴史をたどる「数の生い立ち」。多数の図版やエピソードを交え、図形の性質をわかりやすく説明する「図形のふしぎ」。よく知られている数学の規則が、なぜそう定められたのかを平易に解説する2冊を合本。
目次
数の生い立ち(数のはじめ;数字のはじめ;位取り;自然数のたし算とかけ算;自然数のひき算とわり算;自然数の性質;零と負の数;分数;小数;無理数;複素数)
図形のふしぎ(縄張り師;ターレスの考えたこと;平行線―平面の上でどこまで延しても交わらない二直線;ピタゴラスの考えたこと)
著者等紹介
矢野健太郎[ヤノケンタロウ]
1912年、東京生まれ。東京帝国大学理学部数学科卒業。パリ大学留学ののち、東京大学助教授、プリンストン高等研究所所員、東京工業大学教授などを歴任。専門は微分幾何学。数学者として国際的に活躍したほか、啓蒙書や受験参考書の著者として、「ヤノケン」の名で親しまれた。83年に勲二等瑞宝章を受章。93年、没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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