中公文庫<br> 三度目の恋

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中公文庫
三度目の恋

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  • サイズ 文庫判/ページ数 472p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122074149
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

結婚したのは、唯一無二のはずだったひと。高丘さんに教えてもらった「魔法」で、むかしむかしの世に旅に出るようになるまでは。あるときは江戸吉原の遊女、さらには平安の世の女房として、梨子はさまざまな愛を知り……。『伊勢物語』をモチーフに、夢とうつつ、むかしと今のあわいをたゆたい、恋愛の深淵をのぞく傑作長編。〈解説〉千早 茜

内容説明

結婚したのは、唯一無二のはずだったひと。高丘さんに教えてもらった「魔法」で、むかしむかしの世に旅に出るようになるまでは。あるときは江戸吉原の遊女、さらには平安の世の女房として、梨子はさまざまな愛を知り…。『伊勢物語』をモチーフに、夢とうつつ、むかしと今のあわいをたゆたい、恋愛の深淵をのぞく傑作長編。

著者等紹介

川上弘美[カワカミヒロミ]
1958年東京生まれ。94年「神様」でパスカル短篇文学新人賞を受賞しデビュー。96年「蛇を踏む」で芥川賞、2001年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、15年『水声』で読売文学賞、16年『大きな鳥にさらわれないよう』で泉鏡花文学賞など、受賞多数。19年、紫綬褒章、23年、仏芸術文化勲章オフィシエを受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

misa*

45
初作家さん。長い、長い旅だったなぁ。教えてもらった「魔法」でむかしむかしの世に旅に出る。今と行き来しながら様々な想いを知っていく。恋愛小説なんだろうけど、なんて言うんだろ。一枚綺麗な布を纏ったままその世界を見渡してるような、なんかそんな視点が新鮮だった。ナーちゃんにしても、業平にしても、よくわかんない男だけど。江戸の話も平安の話も良かった。2023/11/15

kieth文

26
私も夢の続きが見れたなら、、、と目覚めてつくづく思う事がある。この物語はまるでパラレルワールドみたいだ。また物語の中に物語があるかの如く、夢の中にもう一つの物語がある。 川上弘美さんは“女“を描く。だから目が離せない。もしもあの時、別の選択をしていたら⁈と誰しも思う事あるし、、、 登場人物に“私“莉子がまるで憑依する如く夢の中でナーちゃんや業平に寄り添う。輪廻転生にも感ずる。時間が交錯するからなのか、“めぐりあう時間たち"を思い出した。 少し時をおいてもう一度読み返したい。2023/10/17

kieth文

23
再読。 この物語は"高丘親王航海記"へのオマージュだと作者の川上弘美さんがあとがきにも書いている。そして"伊勢物語"をモチーフにした物語。 全く違う時代の違う男女の形を描く事で、川上弘美さんは女の一生を問うていく。そしてそれに関わる男達の事、、、 今を生きる莉子の結婚生活とその時代時代の結婚観の違い。局面で莉子をサポートするカウンセラーのような高丘さんの登場。 現実と夢の世界を行きつ戻りつつしながら莉子は女を生きる。"幸福とは?"一言では語り尽くせない思いが錯綜する。2024/08/31

ちょん

21
途方もない旅をしてきたような気持ちになった一冊。川上さん、こんな素敵な本を書いてくださってありがとうございます、本当にありがとうございますm(_ _)m「そうだね。ぼくたちは、旅をしてきたよね。一緒にいないときも、いるときも、いつもいつも」川上さんのお話に出てくる男女が織り成す関係がとても独特で、普通の愛蔵とは何かが違う空気が流れていてとても憧れます。素敵な1冊。2024/10/14

ゆう

20
現代日本を生きる梨子という女性を視点人物に、彼女が大人になって江戸時代の遊郭の花魁、平安時代貴族に仕える女房としての夢を見ると言う構成で、3つの時代の人々の生や恋のあり方が描かれる。これらを通して浮かび上がってくるのは、現代という時代の特性と、在原業平・高岳親王という2人の歴史的人物の解釈、そして自由意志の誕生だ。自由意志の誕生とは言葉が大仰すぎるかもしれないが、梨子という人物はこの作品を通して意識の変革を起こしているように感じる。そしてそれはそのまま川上弘美作品の変革に通じているように思う。2024/01/14

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