中公文庫<br> 制限戦争指導論

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制限戦争指導論

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  • サイズ 文庫判/ページ数 512p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122073722
  • NDC分類 391.1
  • Cコード C1120

出版社内容情報

第一次世界大戦下で陸軍の機甲化を初めて提唱したイギリスの軍人・戦略家が、絶対主義時代下の制限戦争からナポレオン戦争、南北戦争、革命戦争を経て、無制限戦争に至った二度の大戦までを分する。また戦争の勝利のみに拘ったクラウゼヴィッツを批判し、戦争の目的は勝利ではなく、早期決着・和平にあるとした異色の戦略論。〈解説〉石津朋之

第一章 絶対君主の制限戦争  

第二章 無制限戦争の復活  

第三章 ナポレオンの戦争  

第四章 クラウゼヴィッツの理論 

第五章 産業革命の影響  

第六章 アメリカの南北戦争 一八六一― 一八六五年  

第七章 モルトケ、フォッシュ、ブロッホ  

第八章 壊滅的(ハルマゲドン)大決戦の根底  

第九章 第一次世界大戦における戦争指導

第十章 レーニンとロシア革命

第十一章 ソビエトの革命戦争

第十二章 二〇年間の休戦  

第十三章 第二次世界大戦における戦争指導  

第十四章 平和の問題  

解説 石津朋之

内容説明

第一次世界大戦下で陸軍の機甲化を初めて提唱したイギリスの軍人・歴史家が、絶対主義時代下の制限戦争からナポレオン戦争、南北戦争、革命戦争を経て、悲惨な無制限戦争に至った二度の大戦までの経緯を分析する。また戦争の勝利のみに拘ったクラウゼヴィッツを批判、戦争の目的は早期決着・和平にあるとした異色の戦略論。

目次

第1章 絶対君主の制限戦争
第2章 無制限戦争の復活
第3章 ナポレオンの戦争
第4章 クラウゼヴィッツの理論
第5章 産業革命の影響
第6章 アメリカの南北戦争 一八六一‐一八六五年
第7章 モルトケ、フォッシュ、ブロッホ
第8章 壊滅的大決戦の根底
第9章 第一次世界大戦における戦争指導
第10章 レーニンとロシア革命
第11章 ソビエトの革命戦争
第12章 二〇年間の休戦
第13章 第二次世界大戦における戦争指導
第14章 平和の問題
付録

著者等紹介

フラー,J.F.C.[フラー,J.F.C.]
1878年生まれ。イギリス陸軍軍人、軍事思想家。第一次世界大戦で参謀将校を務める。1917年、カンブレ戦車突破戦、19年、敵の縦深陣地を攻勢する「一九一九年計画」を立案。戦後は陸軍省に勤務し、戦車の研究に取り組み『機甲戦』を発表、電撃戦の戦術理論を初めて構築するが、騎兵戦を主流とした上層部と反戦機運から受けいれられず左遷、33年に軍を辞職。その戦術は第二次大戦でドイツのグデーリアンによって実践された。66年没

中村好寿[ナカムラヨシヒサ]
1943(昭和18)年、広島県三次市に生まれる。防衛大学校卒業。防衛大学校助教授、米国国防大学客員研究員、陸上自衛隊東北方面総監部幕僚、ジョージア工科大学客員教授、防衛研究所主任研究員を経て、退官。現在、軍事アナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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イプシロン

25
戦争はふつう国家間によって軍事力を行使しあう「社会現象」と思われている。だが、核兵器の出現によって、敵国政府と国民を殲滅しうる核戦争や無制限戦争は、交戦国双方の壊滅に繋がる可能性をもった。それは、戦争に勝者はいないことを意味する。だから、現代の戦争は、経済的闘争やイデオロギー闘争という社会現象として現われる。それは、貿易や経済制裁や情報戦によって、相手国を内側から破壊する戦争である。そう考えたとき、現在の世界はつねに戦争状態なのだと気づいた。プロパガンダという洗脳や民意の扇動は情報の戦争そのものであると。2024/05/02

富士さん

6
相手が無制限戦争を展開している時に制限戦争を選ぶことができるのかという問題はありますが、国間の戦争のから個人間の争いまで、絶対勝利を望むのは極めて愚かであることはすべての人が理解すべきであるように思います。戦争があくまでも政治であり、社会内での人間関係であるならば、争いは新たな合意の引き直しこそ目的で、相手の破滅を求めてはいけない。社会学の権力論につながる慧眼であり、無制限戦争の背景として産業革命や民主主義を視野に入れていることも含めて、戦争とはあくまでも社会科学の対象であることを再認識されてくれます。2023/06/27

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