出版社内容情報
二一世紀に読み継ぐべき文学をポケットに入れて――。第一次世界大戦直前から現代まで一〇〇年の海外文学六〇冊、日本文学四〇冊を、文庫で読めるものに限り厳選。現代文学の最前線に立つ作家、翻訳家、文学者ら五三名が愛の記憶、歴史と社会、生命のきらめき、想像力の冒険のジャンルごとに解説する。来たるべき“世界文学全集”の提案。
内容説明
二一世紀に読み継いでいきたい文学とは。第一次世界大戦直前から現代まで一〇〇年の海外文学六〇冊、日本文学四〇冊を、文庫本限定でセレクト。現代文学の最前線に立つ作家、翻訳家、文学者ら五三名が愛の記憶、歴史と社会、生命のきらめき、想像力の冒険のジャンルごとに解説する。“ポケットに入れられる世界文学全集”の提案。
目次
1 海外文学篇(愛の記憶;歴史と社会;生命のきらめき;想像力の冒険)
2 日本文学篇(愛の記憶;歴史と社会;生命のきらめき;想像力の冒険)
座談会 一〇〇年の一〇〇冊から見えること―沼野充義×松永美穂×阿部公彦(司会 待田晋哉)
著者等紹介
沼野充義[ヌマノミツヨシ]
スラブ文学者。名古屋外国語大学教授、東京大学名誉教授
松永美穂[マツナガミホ]
ドイツ文学者。早稲田大学文学学術院教授
阿部公彦[アベマサヒコ]
英文学者。東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
101
読売新聞に連載されたもののようです。ここ100年の発表された世界文学と日本文学の文庫化されている本をそれぞれ60冊、40冊を選んで、著名な方々の批評分が紹介されています。世界文学は読んだものが少なく、日本文学の方はかなり読んでいました。さらに最後には批評者に文庫にしてほしい本が掲載されています。この中で西加奈子さんが紹介しているアリ・スミスの四季シリーズを単行本でも読んでみたいと思いました。さらに「三体」シリーズも文庫化したら再読したいですね。2023/08/09
ルカ
26
読売新聞の書評欄を毎週楽しみにしている。その中の連載コラムが一冊の本になった。海外60冊、日本40冊の計100冊。その上、執筆者が豪華。 読んだ本の書評を読むのも楽し、未読も参考になるし、これは長い付き合いになる本。2023/06/29
mayumi
23
こういうブックガイドってすぐ買っちゃうのよね。積読本が山ほどあるのに。文章うまい人が解説を書くと、どんなに難しそうな本でも面白そうに思えて手に取ってみたくなる。海外文学60冊は納得のセレクトだけど、日本文学40冊はイマイチ。日本文学を選んだのは読売新聞文化記者の人なんだけど、ミステリや時代小説、歴史物を選んでない。江戸川乱歩、横溝正史、松本清張、司馬遼太郎、池波正太郎を選ばないなんて。まあ、40冊に収めるのは無理があるのかな。2023/06/01
まさ☆( ^ω^ )♬
13
この手のガイドブックにはついつい手が出てしまいます。最新なだけあって、紹介されている100冊全てが、現時点で入手可能なのではないかな。文庫化されている縛りも良いですね。知らなかった作品も沢山あって、またまた読みたい本リストに何冊も追加されてしまいました。早速本屋へ行こうと思います。積読本が増える一方です。2023/06/03
訪問者
6
第一次世界大戦前後から現在までの100年間で現在文庫で読むことができる海外60冊、国内40冊をセレクトしている。内、既読は22冊で、国内でも川上未映子、村田沙耶香等読んでいない作家が大勢いる。今後、挑戦していきたい。2023/10/27