中公文庫<br> 近代数寄者の茶の湯

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中公文庫
近代数寄者の茶の湯

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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122073531
  • NDC分類 791.2
  • Cコード C1176

出版社内容情報

明治期に入り、衰退した茶道が、新時代の富豪たちにより復活を遂げる。同時に茶道具の収集熱が高まり、名品を誇示する茶事が盛行された。この茶事記録は,茶器の保存・研究、茶道史の発展に大きな影響を与えた。本書ではその実見記ともいえる貴重な史料を残した高橋箒庵(義雄)、益田孝(三井物産創業者)、原三渓(生糸貿易豪商)、根津嘉一郎(鉄道王)、井上世外(元老井上馨)、藤田伝三郎(藤田財閥創始者)、黒岩况翁(日本赤十字社社長)、平瀬露香(大阪豪商、源氏物語の平瀬本にその名を残す)などの足跡を追いながら、豪放にして耽美、痛快にして洒脱な近代数寄者の趣向とその精神を語る。

(内容紹介)
主人公高橋箒庵 数寄者とは、高橋箒庵の数寄、革新と保守

明治の青年
明治維新後の茶道界、箒庵高橋義雄、福沢諭吉と『時事新報』、『日本人種改良論』、『拝金宗』、洋行する新人

数寄者の誕生
藤田伝三郎の執念、平瀬露香の茶、箒庵と号す、破天荒の数寄者、原三渓の登場、箒庵、実業界を去る、ライフ・ワーク

数寄者の茶会
茶の湯の羅漢たち、石黒况翁の茶、井上世外と金沢、光悦会の誕生、大入札会の盛況、音曲と能楽の茶の湯、住友春翠の茶、信楽大壺割りの茶会

数寄者の思想
近代数寄者の庭園観、近代数寄者の建築観、近代数寄者の懐石、『大正名器鑑』の誕生、仏教美術と茶の湯、高野山と護国寺、

おらが茶の湯――まとめにかえて――
茶の湯は趣味、近代化と茶の湯

内容説明

明治期に衰退した茶道が、新時代の富豪すなわち近代数寄者により復活を遂げる。茶道具への収集熱と茶の湯好きは桃山時代の武将達のようだ。高橋箒庵(義雄)、益田孝(三井物産創業者)、原富太郎(三渓)、根津嘉一郎(鉄道王)、井上馨(外務卿)、藤田伝三郎(財閥創始者)らの足跡を追い、豪放にして耽美、痛快にして洒脱な趣向とその精神を描く。

目次

明治の青年(明治維新後の茶道界;箒庵高橋義雄 ほか)
近代数寄者の誕生(藤田伝三郎の執念;平瀬露香の茶 ほか)
数寄者の茶会(茶の湯の羅漢たち;石黒况翁の茶 ほか)
数寄者の思想(近代数寄者の庭園観;近代数奇者の建築観 ほか)
おらが茶の湯―まとめにかえて(茶の湯は趣味;近代化と茶の湯)

著者等紹介

熊倉功夫[クマクライサオ]
1943年東京生まれ。東京教育大学文学部日本史学科卒業。日本文化史専攻。文学博士。京都大学人文科学研究所講師、筑波大学歴史人類学系教授を経て、92年国立民族学博物館教授。2004年退官、同年林原美術館館長(~11)、10年静岡文化芸術大学学長(~16)、16年MIHO MUSEUM館長。17年茶の都ミュージアム館長。茶道史・寛永文化のほかに日本料理の文化史、民芸運動など幅広く研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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chuji

2
久喜市立中央図書館の本。2023年4月初版。初出1997年に河原書店から刊行。文庫化にあたり2017年に思文閣出版から刊行された『熊倉功夫著作集 第四巻』に収録された同作品を底本とし、加筆修正。【数寄者(すきしゃ)】は、芸道に執心な人物の俗称。現代では、本業とは別に茶の湯に日清な人物、特に茶道具を所有する人物として用いられる。(wikipedia) オイラに言わせると金持ちの道楽だが、このような人々がいないと美術品は残っていかないのだろうなぁ。2023/07/07

Kuliyama

0
高橋箒庵のファンで楽しく拝読しました。2023/12/17

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