中公文庫<br> 黒真珠―恋愛推理レアコレクション

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中公文庫
黒真珠―恋愛推理レアコレクション

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  • サイズ 文庫判/ページ数 341p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122073029
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

果てしなくくりかえされる愛憎。反転する虚実。そして待ち受ける驚愕の結末――。
騙りの巨匠の大技が冴え渡る、これまで単著未収録だった貴重な恋愛×ミステリ短篇14篇を初書籍化。
文庫オリジナルアンソロジー、没後十年刊行。
解説=浅木原忍

【目次】
Ⅰ/短篇
黒真珠(1990)
過剰防衛(1982)
裁かれる女(1996)
紫の車(2008)
ひとつ蘭(1997)
紙の別れ(1998)
媚薬(1994)
Ⅱ/掌篇
片思い(1993)
花のない葉(1994)
洗い張り(1988)
絹婚式(2000)
白い言葉(1996)
帰り道(1996)
初恋(1996)

内容説明

果てしなく繰り返される愛憎。幾度も反転する虚実。そして待ち受ける驚愕―。「連城マジック」と称讃される騙りの技巧で読者を魅了した著者はなぜ、「恋愛」と「ミステリ」の融合に終生こだわり続けたのか。これまで単著未収録だった、デビュー初期から晩年にわたる著者ならではの恋愛推理短篇十四篇を初書籍化。文庫オリジナル。

著者等紹介

連城三紀彦[レンジョウミキヒコ]
1948年愛知県生まれ。早稲田大学卒業。78年に「変調二人羽織」で「幻影城」新人賞に入選しデビュー。81年「戻り川心中」で日本推理作家協会賞、84年『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で直木賞を受賞。96年『隠れ菊』で柴田錬三郎賞を受賞。2013年10月、死去。14年、日本ミステリー文学大賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aoringo

82
お気に入りさんの感想から手に取った本😊短編7本と掌編7本収録。恋愛推理と銘打ってあるけど不倫の顛末の話が多い。昭和の香り漂う文章がドロドロの情念と耽美な雰囲気を盛り上げている。初めての作家さんなのもあって少し読みにくさを感じたけど、初心者には短編がその世界観に入りやすい。特に掌編では短い中にもどんでん返しが隠されたりしていて楽しめました。他の作品もどんどん読んでみようと思う。2023/04/23

cinos

60
恋愛小説だけどミステリという連城さんの面白さがぎゅっと詰まっています。「裁かれる女」は弁護士事務所を訪れた男が言う。妻の死体が浴室にある。妻が死んでから1週間たった。でも自分は妻を殺していない、と…。いやあ、すごいです。2023/03/22

オーウェン

57
没後10年経ち、これが連城三紀彦の最後の未訳集ということになる。 未訳とはいっても、クオリティはお墨付き。 タイトルにあるように複数の恋愛関係をミステリ仕立てにするという仕込み。 単なる結婚など1つとしてなく、そこに不倫や離婚。 また同性愛やレズなど、そういったものを男女の機微ではなく、ミステリとして使っているのがポイント。 「過剰防衛」や「裁かれる女」など、設定をひっくり返すミステリが秀逸な短編集です。2023/02/28

stobe1904

37
【恋愛 X ミステリ短編集】反転する虚実と男女の愛憎をミステリとして融合した14篇の短編から構成されている。アクロバティックな展開はないが、短編ながらも反転とヒネリがうまく効いており、連城節を堪能できる作品だった。『裁かれる女』が秀逸。★★★★☆2023/02/21

geshi

33
恋愛小説にミステリテクニックを加えた短編集。ほとんどの作品が不倫や浮気の道ならぬ恋愛なのが連城作品らしい。ミステリとしては期待しすぎると思っていたのと違う印象を感じ、あくまでメインにあるのは男と女の情念。そのドロドロした描き方で読者を飲み込んでしまう。『過剰防衛』弁護士と依頼人の二者関係が別な形へと崩れる様が実にスリリング。『紫の車』主人公の本心が見透かされたような脅迫の怖さがじわじわ締め付けるよう。『片思い』シンプルな反転がショートショートの形式だから活きる。2023/01/28

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