中公文庫<br> 嵐の中の北欧―抵抗か中立か服従か (新版)

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中公文庫
嵐の中の北欧―抵抗か中立か服従か (新版)

  • 武田 龍夫【著】
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  • 中央公論新社(2022/09発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122072619
  • NDC分類 238.9
  • Cコード C1122

出版社内容情報

激動の第二次大戦中、独ソの狭間で、北欧の小国はいかに生き延びたか。大国ロシアに対し勇壮な抗戦を繰り広げたフィンランド、ドイツに屈辱的な譲歩を重ね中立を保ったスウェーデン――その地政学的重要性によって大国に翻弄され続けた北欧四国の苦闘の歴史を、『物語 北欧の歴史』著者がドラマチックに綴る。〈解説〉岡崎久彦〈新版解説〉大木毅

内容説明

激動の第二次大戦中、独ソの狭間で、北欧の小国はいかに生き延びたか。大国ロシアに対し勇壮な抗戦を繰り広げたフィンランド、ドイツに屈辱的な譲歩を重ね中立を保ったスウェーデン―その地政学的重要性によって大国に翻弄され続けた北欧四国の苦闘の歴史を、『物語 北欧の歴史』の著者がドラマチックに綴る。

目次

フィンランド―悲劇の小国(血と鉄と闘魂と;その前夜 ほか)
ノールウェー―自由の戦士(ヴェーゼル作戦;前奏曲―火花散る大国間の暗躍と国内の陰謀 ほか)
スウェーデン―中立外交の二つの顔(危機に立つスウェーデン;屈辱の譲歩外交 ほか)
デンマーク―服従から抵抗へ(電撃占領―模範的な被占領国;勇気ある外交官―カウフマン公使のグリーンランド処分 ほか)

著者等紹介

武田龍夫[タケダタツオ]
1928(昭和3)年、北海道生まれ。中央大学法学部卒業。ストックホルム大学留学後、在スウェーデン大使館、外務省北欧担当官、在デンマーク大使館、宮内庁式部官を経て、イスタンブール総領事、東海大学教授、北欧文化協会理事長を務めた。2007(平成19)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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しげ

24
他人事では無く「ひと時の平和」読後、現在の世界をそんな風に感じてしまいます。本書で主に取り上げられている1900年以降から現代、ロシアは現在も変わらず大戦のトリガーを握ってます。取り巻く北欧各国は現在同様、厳しい外交と急遽の選択を迫られ多くの血を流し今が有り、現在と何も変わらないと感じます。子供はたくさん病気をし抗体を獲得していきます。その時代を幼少期と考えれば現代世界は人の成人期になっている筈ですが…「今の時代に…」と言う人が居ますが、世界も人も何も変わってないと思える。2022/11/19

ユビヲクワエルナマケモノ

6
「嵐」とは第二次世界大戦。その嵐に北欧4国がどう対峙したかが描かれる。わずか4時間で独軍に制圧されたデンマークがその後凄惨なレジスタンスを展開したり、名高い冬戦争の原因に、フィンランドが「レニングラード防衛と安全保障に対するソ連の切実な要求に対する理解と洞察を欠いていた」ことがあったりと、一面的な知識では知り得なかった大戦下の北欧諸国の別の面が学べる。中でも目から鱗だったのはスウェーデンの「中立」。その苦難の過程(多分に地政学的な幸運もあった)は目下厳しさを増す国際環境下の我が国に示唆するところ大だろう。2023/10/29

Fumitaka

4
「第二次世界大戦中の北欧と中立政策」といった感じ。今更ながら流れを整理していただきありがたい。アメリカのグリーンランドおよびアイスランド占領についてはHoI2で知っていたが経緯を知らなかったので勉強になった。フィンランドとの交渉で意外にソ連が譲歩している(p. 32)とか、ソ連側の懸念も理解できない訳ではない(p. 50)などの情報も触れられている。ただ「イタリー」はまあ昔の本なのでともかく、「ノールウェー」「オスロー」というあまり見ない表記を採用しつつ「ペーター大帝」(p. 45)は何とかならんのか。2023/03/04

熱東風(あちこち)

3
北欧。名前こそ時々耳にするが、どういう国なのか全く知識がなかったのでとても興味深く読めた。/この時代の北欧諸国は、南からヒトラー率いるドイツ第三帝国による侵略、東から共産主義国家・ソ連のプレッシャーという両巨大勢力に挟まれており、完全中立が非常に難しい立場にあった。一口に北欧4国と言っても、従属、中立、面従腹背…と各国、選んだ道は異なる。右往左往、右顧左眄…それぞれの生き様が実に興味深い。/純粋な解説本ではなく、小説っぽい味付けというかやや砕けた切り口の文体なので読みやすくとっつきやすかった。2023/08/28

Shinya Fukuda

2
中立とか平和主義という外交方針は魅力的なものである。しかし強力な国防組織を持たないそれは机上の空論に過ぎない。国家は自らの手で守らないと誰も守ってくれない。そして外国に支配された国は自由も何もない隷属下に置かれてしまう。これが国際社会の現実だ。そのことを書いてあるのがこの本である。先ずソ連と冬戦争を戦ったフィンランド。その後第三帝国の支配も受けることになる。中立を守ったとされるスウェーデンだが第三帝国に国内通過を許し兄弟国を見殺しにしたとされる。デンマーク、ノルウェーは苛烈な支配を受けるが勇敢に抵抗する。2023/03/11

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