中公文庫<br> アリバイ奪取―笹沢左保ミステリ短篇選

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中公文庫
アリバイ奪取―笹沢左保ミステリ短篇選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 361p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122072589
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

没後20年。「木枯し紋次郎」だけじゃない、ミステリ作家の面目躍如。本格推理から、サスペンス、そして著者の真骨頂たる宿命小説まで、バラエティに富んだ作品8篇をセレクトする。

*収録作品

殺してやりたい

十五年は長すぎる

お嫁にゆけない

第三の被害者

不安な証言

鏡のない部屋

アリバイ奪取



「笹沢左保君の活動ぶりはまことに驚異である。ここに集録されている作品などは笹沢君の実力を示すものであろう。「鏡のない部屋」は醜女の悲劇を扱った傑作だ(中略)。それにしても笹沢君の力量は、はかり知れないものがある。現在、推理作家中、最も多作をしているようだが、それでいて、駄作が見当らないから敬服のほかはない。」(『鏡のない部屋』〈宝石社、1963年〉に寄せた江戸川乱歩のコメント)

内容説明

アリバイが消えたとき、笑うのは誰だ?本格推理から、サスペンス、そして著者の真骨頂たる宿命小説まで、表題作をはじめバラエティに富んだ八篇をセレクト。一九六〇年前後の社会風俗が活写されているとともに、推理作家としての巧緻が存分に発揮されたベスト・アンソロジー。

著者等紹介

笹沢左保[ササザワサホ]
1930(昭和5)年、東京生まれ、横浜に育つ。郵政省簡易保険局に勤務し、交通事故で自宅療養中に執筆した『招かれざる客』でデビュー。61年、『人喰い』で日本推理作家協会賞を受賞。以後、推理、現代、時代、歴史小説と幅広いジャンルで作品を発表し、一時代を画す。「木枯し紋次郎」など、確かな時代考証と推理小説的な手法を用いた独自の時代小説は、読者の圧倒的な支持を獲得。2002(平成14)年8月、肝臓癌と診断されるが延命治療を断り、10月に逝去

日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968(昭和43)年、神奈川県生まれ。専修大学文学部卒。ミステリ・SF研究家、アンソロジスト。編書『天城一の密室犯罪学教程』で第五回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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くさてる

25
やっぱりさすがというべきか。昭和の流行作家というと古さや粗さがあるのではというこちらの偏見を簡単にひっくり返してくれた、すぐれた短編集でした。もちろん時代を感じる部分は多々あるものの(昭和の女どれだけ結婚したかったの)それが傷になっていないというか、作品の中でその価値観がちゃんと成立しているから、どんなに時代が流れても物語は古くならない感があります。面白かった。2023/03/07

だるま

15
笹沢氏の長編ミステリは、徳間の有栖川セレクションで順次出ているが、今度は日下三蔵さんセレクトの短編集が出た。初期の作品ばかり8編収録。解説で徳間の長編の事にも触れていて、他社なのに宣伝みたいに詳しく書かれていた。いいのか?(^-^) この短編集の中身も、日下さんが選んだだけあってつまらない作品は皆無。本格ミステリは表題作を含め3編程で、他はサスペンス風やどんでん返しや皮肉な結末を楽しむ広義のミステリーだった。短編ならではの強引な展開が目に付いたけど、初期の頃から趣向を凝らした作品を書いている事に感心した。2022/11/05

かすみ

12
1950~60年代の短編集です。デジタル機器が少ない当時の話、巧妙なトリックとどんでん返しで面白かったです。2024/09/14

ふう

10
笹沢左保のミステリ短編集。読んだことあったり、時代を感じてあまりピンとこないものもあったけど、「殺してやりたい」「十五年は長すぎる」などどの作品もお話として面白く読めた。一番ミステリっぽい「木枯し紋次郎」のエピソードをいつか読んでみたいけどいつになるだろう…。にしてもカバー写真の笹沢先生しぶいなあ。前に見たことある時は料理家の結城貢みたいなイメージだったけどこの写真は東京ホテイソンのショーゴみたいだ(笑)2023/01/27

jima

8
短編8作品。1961年から64年の作品。面白かった。2023/05/19

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