出版社内容情報
ジョン・ダレス[ジョン・ダレス]
著・文・その他
大場 正史[オオバマサフミ]
翻訳
内容説明
対日講和に奔走し、アイゼンハワー大統領下で国務長官として冷戦外交を主導。第二次世界大戦後の混乱する世界情勢に鑑みて、NATO(北大西洋条約機構)やOAS(米州機構)設立の経緯を明かす。ソ連・中国の脅威に直面するなかで、安易な宥和政策や国連安保理の機能不全を批判、世界の安定・平和への方策を提言する。
目次
第1章 現代の課題(危機;「汝の敵を知れ」;目標)
第2章 われわれの政策(宥和策は無用;国際連合;国連の運営状況;植民地の進展と暴力革命;地域的連合;経済上の空白と精神上の空白;軍事上の空白;外交政策の特殊性)
第3章 外交政策の限度(五カ年間の得点しらべ;なぜ共産主義は勝つか)
第4章 なにをなすべきか(これだけはぜひとも;二党協調主義の将来;世界機構の発達;西欧の統一;アジアにおける諸政策;軍部の役割;新しい方法;精神的に必要なもの;平和への道)
著者等紹介
ダレス,ジョン[ダレス,ジョン] [Dulles,John Foster]
1888年、ワシントンD.C.生まれ。アメリカの外交官、政治家。1908年、プリンストン大学卒業後、ソルボンヌ大学に留学。国際法律事務所に勤務する間、44年、ダンバートン・オークス会議、45年、国連創設会議に参加。50年、国務省顧問に任じられ、対日講和条約の交渉などにあたった。53年、アイゼンハワー政権の国務長官に就任。大量報復戦略、瀬戸際政策、巻き返し政策など、弟のCIA長官のアレン・ダレスとともに冷戦下の外交を主導した。59年、病のため国務長官を辞任。同年没
大場正史[オオバマサフミ]
1914(大正3)年、佐賀県生まれ。本邦初の『バートン版 千夜一夜物語』の完訳を遂げたほか、外国文学、性風俗をめぐる多数の著書・訳書を遺した。69(昭和44)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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