中公文庫<br> わたしたちの秘密

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中公文庫
わたしたちの秘密

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122072343
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

村山由佳氏、おすすめ!
「作家・中江有里の真摯な声が聞こえてくる。人生からは逃げられない、けれど人は変われる、と」

30歳の大倉玉青は、人材派遣会社に登録し大手通信系企業の受付として働いている。大学時代は、演劇サークルに所属していた。愛読書の『走れメロス』をバッグに放り込み、苦行のような満員電車に乗り職場へ通うのは、ただ生活のためだけだ。その生活が空虚で、何のために生きているのかわからない。彼女は、5年前の自らの選択が生んだ「秘密」を抱え、それに関わる者の存在を「希望」と感じながら、ただ日々を過ごしていた。
そんなある日、劇的な邂逅から生活が急転。玉青は思う。この出会いを、わたしは信じていいのだろうか――。
女優・作家・歌手として多彩な才能を見せる著者が、二人の女性の交錯を軸に現代的テーマに迫った、温かでミステリアスな物語。
『トランスファー』改題。

〈巻末対談〉松井五郎(作詞家)×中江有里
歌手活動の再開は、この小説がきっかけだった

内容説明

派遣社員として空虚な毎日を送る三〇歳の大倉玉青は、五年前の自らの選択が生んだ「秘密」を抱え生きていた。ある日、劇的な邂逅から生活が急転。玉青は思い。この出会いを、わたしは信じていいのだろうか―。女優・歌手としても活躍する著者が綴った、温かでミステリアスな物語。

著者等紹介

中江有里[ナカエユリ]
1973年大阪府生まれ。女優・作家・歌手。法政大学卒。89年芸能界デビュー。数多くのテレビドラマ、映画に出演。2002年「納豆ウドン」で第二三回「BKラジオドラマ脚本懸賞」で最高賞を受賞し、脚本家デビュー。NHK BS2「週刊ブックレビュー」で長年司会を務めた。06年、初の小説『結婚写真』を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごみごみ

57
姉妹で身体が入れ替わるというファンタジー✕ミステリ。うーん、私にはあまり刺さらなかった。「走れメロス」が何回か出てきたのは、そういうことか!となった。 ※「トランスファー」改題。2022/08/24

エドワード

27
派遣で働く大倉玉青は通勤中の駅で転倒し、病院で寝たきりの少女・洋海と出会う。病室から一歩も出られない洋海に、玉青は「身体を貸して」と頼まれる。二人は同じ両親が人工受精で設けた姉妹だった。生きる意味を失っていた玉青と、生きたいと願う洋海の心が交信し、身体の交換が成立する。おおっ!なんというSF感!説得力ある設定、入れ替わった二人の行動が気になりグイグイ読ませる。自由を知った洋海に芽生える野心、元の身体に戻りたい一心の玉青。次第に姉妹の過去や入れ替わりの秘密が明かされ…。一つの身体に二つの魂の未来に幸いあれ。2023/09/09

こばゆみ

9
体外受精されたそれぞれの受精卵から時間差で生まれた姉妹が、全く違う境遇に陥ったのち、互いの体を行き来するお話。ストーリーから受ける神秘的な印象の通り、内容よりは雰囲気を愉しむお話かなと。時空間をたゆたっているような不思議な感覚でございました〜2022/08/09

えこり〜ぬ

4
わたしの苦手な入れ替わりもの。なのに全然イヤな感じなく読めた。むしろ、かわりばんこに感情移入した。てでも所々、なんだろう、ちょっと読みづらい。どこかぎこちなさが残るので、もう少し推敲されてはどうか。走れメロスの伏線回収はとてもいいアイディア。好きな作品。2022/08/11

shuei

3
主題は完全に走れメロス。それのファンタジー版でした。 ファンタジーなのでストーリー展開などは全く違うわけで全くの別物ともいえる。ファンタジーだからこそかもしれないが、逆に、逆説的で申し訳ないですが、走れメロスよりも現実感や親近感を感じられた。いい作品だったと思います。 2022/08/24

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