出版社内容情報
芥川賞作家にして、官能小説の巨匠。唯一無二の作家・宇能鴻一郎が、各地の美味・珍味を堪能しながら列島を縦断。喰いつき、口中にふくみ、すすりこみ、飲み下す……食も官能も生命力の源。貪婪な食欲と精緻な舌で味わいつくす、滋味豊かな日本味覚風土記。新たにエッセイ「男のなかの男は料理が上手」を収録。〈巻末対談〉近藤サト・宇能鴻一郎
内容説明
芥川賞作家にして、官能小説の巨匠。唯一無二の作家・宇能鴻一郎が、日本各地の美味・珍味を堪能しつつ列島を縦断。喰いつき、口にふくみ、汁をすすり、飲み下す…食も官能も生命力の源。貪婪と食欲と精緻な舌で味わいつくす、滋味豊かな味覚風土記。新たにエッセイ「男の中の男は料理が上手」を収録。
目次
千石漁場・名残りの浜鍋
松島・雪の牡蛎船
庄内に探る密教の珍味
会津をめぐる伝統の酒肴
水戸・烈女と酒を汲む
山峡の宿場・恵那の川魚
知多沖・流人島の磯の味
さざなみの志賀の鴨鍋
わが舌感で斬る京料理
秋近き山陰の海幸・山幸
腹つづみ四国の奇漁
玄海の海賊の宴
薩摩半島・恐怖のヅクラ
南国の魔味と踊り・奄美
著者等紹介
宇能鴻一郎[ウノコウイチロウ]
1934(昭和9)年、北海道札幌市生まれ。東京大学文学部国文学科卒業後、同大学院博士課程中退。在学中に発表した短篇「光りの飢え」が芥川賞候補になり、翌62(昭和37)年、「鯨神」で第四六回芥川賞受賞。70年代以降、官能小説で活躍し、作品の多くが映画化された。著書多数。嵯峨島昭名義で推理小説も執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Shoji
mawaji
AppleSugar
niz001
Tamara