中公文庫<br> 馬鹿八と人はいう―一外交官の回想

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中公文庫
馬鹿八と人はいう―一外交官の回想

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  • サイズ 文庫判/ページ数 370p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122071636
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1123

出版社内容情報

広田、近衛、平沼、米内内閣で四度、外相を務め、英米との軋轢を回避する立場から日独伊同盟に反対する。満州事変、日華事変、日米開戦から敗戦までの外交を証言。戦後、革新系政治家として、再軍備に異議を唱え、二度の東京都知事選に挑んだ経緯を回想。三島由紀夫の「宴のあと」のモデルとして知られる外交官の波瀾万丈の自伝。〈解説〉竹内洋

内容説明

広田、近衛、平沼、米内内閣で四度、外相を務め、英米との軋轢を回避する立場から日独伊同盟に反対する。満洲事変、日華事変、日米開戦から敗戦までの外交を証言。戦後、革新系政治家として、再軍備に異議を唱え、二度の東京都知事選に挑んだ経緯を回想。三島由紀夫『宴のあと』のモデルとして知られる外交官の波瀾万丈の自伝。

目次

第1 出生から少壮外交官時代
第2 満洲事変の勃発から日華事変へ
第3 叩かずに渡った土橋
第4 その前夜
第5 戦争に突入
第6 戦後片々

著者等紹介

有田八郎[アリタハチロウ]
1884(明治17)年、佐渡に生まれ、東京帝国大学卒業後、1909(明治42)年外務省に入る。アジア局長、オーストリア公使、ベルギー大使などを経て36(昭和11)年、広田弘毅内閣の外相に就任し、日独防共協定を締結した。38(昭和13)年、第一次近衛文麿内閣に入り、平沼騏一郎内閣でも留任、日独の軍事的協定強化には反対した。40(昭和15)年1月に成立した米内光政内閣では“東亜新秩序”の建設を推進した。戦後、公職追放を受けるが、53年(昭和28)年、革新無所属候補として新潟一区で衆議院選挙で出馬し、当選。55(昭和30)年、東京都知事選挙の革新統一候補に推され、立候補するが、落選、59(昭和34)年、再び挑戦するも落選、これを機に政界から退いた。この間、料亭般若苑の女将、畔上輝井と再婚したが、これをモデルにした三島由紀夫の小説『宴のあと』がプライバシー侵害にあたるとして訴えを起こした。65年(昭和40)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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加藤 勤

2
太平洋戦争開戦前に4度外相を務めた有田八郎の自伝的手記です。 なぜ戦争が避けられなかったのか、当事者の目から見た証言からその理由を考えるための、一級の史料です。ウクライナで戦争が起こっている今、日本で戦争が起きていた時のことを振り返ってみるのもよいと思います。 感想の全文はhttps://ameblo.jp/bookstama/entry-12749058097.html2022/06/19

Shinya Fukuda

1
著者は戦前四度外務大臣を務めている。外務省では広田弘毅、吉田茂の三期後輩にあたる。平沼内閣では日独伊三国同盟に反対する。この三国同盟が後の日米交渉でアメリカが欧州戦に参入してドイツと戦った時日本はどうするのかとアメリカを不安がらせた。戦争の原因は幾つもあるが三国同盟の影響は大きいと思った。終戦に向けては米内光政に期待していた。しかし他の閣僚と意思疎通を図らなかったことに不満もあった、近衛文麿にも厳しい。唯一戦争を止められる立場にありながら政権を放り出してしまった。鈴木貫太郎もよく分からない人にされている。2022/05/15

HALO360°

0
戦前4度外相を務めた有田八郎による回顧録。戦争を回避するために有田がやったこと、やれなかったことを赤裸々に綴る。有田は一貫して膨張志向の軍部と反対の立場をとっていたが、東亜新秩序を訴え、中国の権益を巡って米国に楯突いたこともまた事実であった。その反省からか戦後は引揚運動に従事し、社会党に入党して護憲運動や都知事選に関わるなど精力的に活動したことまでが記されている。2023/05/26

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