中公文庫<br> 竹ノ御所鞠子

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中公文庫
竹ノ御所鞠子

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  • サイズ 文庫判/ページ数 261p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122071391
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

出版社内容情報

修善寺で討たれた鎌倉幕府二代将軍(鎌倉殿)の源頼家の子として生まれた姫・鞠子。人里離れた竹ノ御所で母とともに慎ましくも安らかに暮らし、人がみとれるほどに匂やかで、涼やかな声の持ち主へと、美しく成長していく。


異母兄弟は政争に巻き込まれ、儚い命を散らすなか、鞠子は女であるがゆえに難を逃れたと思われた。しかし、尼御台政子から書状が届き、北条氏らが繰り広げる非情な権力抗争の波に弄ばされる。


悲運の姫の数奇な運命を描く歴史長篇。


〈解説〉末國善己

内容説明

修善寺で討たれた鎌倉幕府二代将軍・源頼家の子として生まれ、人里離れた竹ノ御所で母とともに慎ましくも安らかに暮らし、美しく成長していく姫・鞠子。異母兄弟が政争に巻き込まれ儚い命を散らすなかで、女であるがゆえに難を逃れたと思われたが、非情な権力抗争の波に弄ばれる。悲運の姫の数奇な運命を描く歴史長篇。

著者等紹介

杉本苑子[スギモトソノコ]
大正14(1925)年、東京に生まれる。昭和24年、文化学院文科を卒業。昭和27年より吉川英治に師事する。昭和38年、『孤愁の岸』で第四十八回直木賞を受賞。昭和53年『滝沢馬琴』で第十二回吉川英治文学賞、昭和61年『穢土荘厳』で第二十五回女流文学賞を受賞。平成14年、菊池寛賞を受賞、文化勲章を受勲。平成29(2017)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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りー

24
鎌倉幕府二代将軍=頼家の娘として生まれ、父や兄弟たちが次々死んでいく中、政子の庇護のもと生き延び、29歳で13歳の第4代将軍藤原頼経(近衛家から連れてこられた三寅ちゃん)に嫁ぐ。33歳で頼経の子を身籠るも、死産。その産褥で亡くなった、という方。政子の死後は、源氏の血を引く女性として表に立っていたようですが、この本では終始受け身。あとがきにあるように、終始鞠子の母親の視点で描かれているため、鞠子自身の意思をあまり感じない。あまり注目されない人だけれど、こんなに弱々しかったのかなぁ?と疑問に思った。2023/06/26

19
鎌倉殿には鞠子様出てこなさげなのでウン十年ぶりに再読。頼家の娘にして16も年下の四代将軍藤原頼経に嫁ぎ、産褥で亡くなった女性。この本では鞠子の母は木曽義仲の娘設定で、彼女の夫も木曽に所縁のある諏訪六郎という従者とされている。実朝暗殺後、彼女の血が重視され夫も子も殺されて頼経に嫁がさせられ、意に染まぬ交わりと妊娠の末に半ば自死のようにして産褥で亡くなった鞠子。方向性は違うんだけど、暴君ヘンリーの娘として生まれ、身内を殺し殺され、独身のまま子をなさず亡くなったテューダー朝最期の王エリザベス一世を思い出す。2022/12/04

はるま

15
読友ねずみさんのセレクト本 図書館本なのですが、ISBN Codeのない本なので、登録は底本の中央文庫としました 限定部数500という とある社会福祉法人さんが出版された大活字本 今年の某局の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」で本作品の物語と被るので、とても興味深く読めました 主人公の鞠子は鎌倉幕府の初代将軍の源頼朝の血流を受け継ぐ2代将軍の頼家の側室の娘として、母とともに数奇な運命を歩むのだ 頼朝亡き跡の未亡人北条政子そして義時を政局を担う執権政治に翻弄されていくのだ そのため夫と娘をの存在まで隠して 続く2022/02/20

Kazuo Tojo

13
鎌倉時代二代将軍 頼家の妻 苅藻の視点で描かれていく。著者の小気味いい書き方がよく、鎌倉時代初期の時代背景がわかりやすい。それとともに哀れな運命をたどる源氏将軍家最後の正嫡 鞠子に光を当てたところに歴史小説の面白みがわく。いつの世の中も女性は、不条理だ。2022/01/16

多津子

8
2代将軍頼家の娘にして4代将軍頼経の妻、毬子。夫よりも16歳も年上の女性は、花盛りの年頃をただ未来の夫の成長を待つだけだったのか。3代将軍実朝の御台所の猶子となっていたのだから、ここまで放置されていたとは思わないが、これだけ夫と年が離れているのだからその間に別の人生があったとしても不思議ではない。母の視点から語られる、歴史に埋もれたひとりの女性の物語。2022/06/04

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