中公文庫<br> 食卓のつぶやき

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中公文庫
食卓のつぶやき

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  • サイズ 文庫判/ページ数 284p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122071346
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

幼き日の海苔弁当の思い出から時代劇の食べもの、卵のスケッチ、そして大根の滋味に目覚めるまで。あるいは東京下町から奥多摩、仙台、湯布院、さらにフランス、スペイン、インドネシアまで――。古今東西の味と人をめぐるおいしい話の数々を、時代小説の大家にして食エッセイの達人が味わい深く描く。


巻末に荻昌弘氏との対談「すきやき」を収録。

内容説明

幼き日の海苔弁当の思い出から時代劇の食べもの、卵のスケッチ、そして大根の滋味に目覚めるまで。あるいは東京下町から奥多摩、仙台、湯布院、さらにフランス、スペイン、インドネシアまで―。古今東西の味と人をめぐるおいしい話の数々を、時代小説の大家にして食エッセイの達人が味わい深く描く。巻末対談・荻昌弘×池波正太郎「すきやき」。

目次

ミルクなしのコーン・フレイクス
時代小説の食べもの
ナポレオンの食卓
卵のスケッチ
朝食
芝居と食べもの
連想
仙台にて
テレパシーと富士山
料理人の星
髪と髭
大根
ハンバーグステーキ
二黒土星
越中井波
旅館の食膳
トロワグロの料理
アルルの雷雨
ホテルの少年少女たち
サン・マロの牡蛎
回転橋のおかみさん
ブリュージュの桜桃
続 二黒土星
弁当
鰈と骨湯
鼠の糞
某月某日
元禄忠臣蔵
北の湖
インドネシア
奥多摩の一日
食日記
続 食日記

著者等紹介

池波正太郎[イケナミショウタロウ]
大正12年(1923)東京・浅草生まれ。小学校卒業後、株式仲買店に奉公し、昭和19年、応召により横須賀海兵団に入隊する。戦後、下谷の保健所に勤務するかたわら劇作に励み、21年「雪晴れ」で読売新聞社の演劇文化賞に入選。23年、長谷川伸の門下に入り、新国劇のために数多くの脚本を発表する一方、時代小説を執筆し、35年「錯乱」で直木賞を受賞。その後、「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」のシリーズを生み出し、52年に吉川英治文学賞、63年に菊池寛賞を受賞する。映画や音楽、食に関するエッセイも多数。平成2年(1990)五月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Shoji

30
食にまつわるエピソードを織り込んだエッセイ。旬の食材を産地でシンプルな味付けで頂くのを是としていらっしゃいます。旬の食材、地産地消に強いこだわりがあるわけでなく、それが自然な生活スタイルのようです。粋でいなせです。ファーストフード、通販お取り寄せ、ウーバー、コンビニフードといった食のスタイルがなかった時代の方が、随分と豊潤だったようです。2024/12/21

テツ

12
池波正太郎による食にまつわるエッセイ。氏が生きた一昔前とは異なり、現代日本における外食は基本的に安定して美味しく品質もそれなりに高く安全で尚且つ安いという、文句のつけようがないクオリティではあるのだけれど、よっぽどの高級店でない限り大抵のお店は画一的で(個人店であっても)安心して美味しく食べられる代わりにワクワクするきもちは皆無だよな。それは決して悪いことではないのだけれど、食べるという行為で小さな冒険と未体験の快感を味わえていた時代が少し羨ましくなってしまう。2022/09/03

剛腕伝説

8
晩年は池波正太郎も大分、食が細くなってくる。 往年の豪快な食べっぷりが影をひそめ、少し寂しく感じる。2024/02/05

hitotak

7
国内外で食べた料理や店主達との思い出等、食べ物にまつわるエピソードが書かれたエッセイ集。著者は新国劇の座付き作家だったこともあり、芝居の食事の場面についても書かれているが、中でも辰巳柳太郎が寝ている病人役を演じている際、(他の俳優たちの殺陣の最中に)客の目を盗んで舞台でかつ丼を食べていた、という話に驚いた。三階席で観ていた著者が見咎めると、空腹で我慢できず、と弁解したそう。他にも「仙台にて」で紹介された店のひとつ、河童亭は私も学生の頃に著者同様トナカイを食べ、巨漢の店主を見かけた記憶があり、懐かしかった。2024/07/14

kinghaya

1
★★★★ 大変面白かった。なるほど、池波正太郎先生の思想など、ベースになるような内容でした。2023/02/02

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