中公文庫<br> 相棒

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相棒

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  • サイズ 文庫判/ページ数 333p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122070646
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

男と女なんか、こんなふうに生きても、五十年もながいあいだいっしょにくらせる――。貧乏あり浮気ありの放浪詩人とその妻はよき相棒同士。金子による日本論、女性論から交友録、森によるパリ印象記、金子の肖像など、選りすぐりの二人三脚的自選ベストエッセイ集。金子の遺著となった本書に四年にわたる放浪後の夫婦往復書簡(一九三九年)を増補。〈巻末エッセイ〉森 乾




■目次



【金子光晴】


 Ⅰ


ひげのある人生/明治の青年を苦しめたもの/江戸につながるなにものもなく/日本人について/番付の心理/いやな思いをした昭和という年号




 Ⅱ


私小説/伝統の芸能/日本の大衆芸人と番付/秋の日記/血と地につながるもの/ちょんまげのこと/『コスモス』雑記




 Ⅲ


萩原朔太郎について/高村光太郎との僅かなかかりあい/清親のこと/吉田一穂のこと




 Ⅳ


女について/なおも、男・女などをめぐって/若さと老年と/日本人のフェミニズム/着物をはがれた女達/女体の豊饒を描く/日本人よ淫なれ




【森三千代】


 Ⅰ


巴里郊外の青春/巴里の秋色/白/血を抱く草/仏印の文学/アンコール・ワットへの道







和泉を憶う/わたしの大休暇/香木の話/志摩を思う/金子光晴の横顔I/金子光晴の横顔Ⅱ/父の心/老母の手/きのうきょう/若葉よ、妹が生れた/若葉の夏休みのレポートに添え/なつめと共に/なつめとの対話/若葉のいる正月




跋 (金子光晴)




金子光晴・森三千代往復書簡(一九三九年)




巻末エッセイ 父と母の想い出に(森乾)

内容説明

貧乏暮らしあり浮気ありで五十年、放浪詩人とその妻はよき相棒。金子の日本論、女性論から交友録、森のパリ印象記、金子の肖像など、二人の自選によるベストエッセイ集。金子の遺書となった単行本に全集未収録の夫婦往復書簡(一九三九年)を増補。

目次

金子光晴(ひげのある人生;明治の青年を苦しめたもの;江戸につながるなにものもなく;日本人について;番付の心理 ほか)
森三千代(巴里郊外の青春;巴里の秋色;白;血を抱く草;仏印の文学 ほか)
往復書簡(金子光晴・森三千代)

著者等紹介

金子光晴[カネコミツハル]
1895(明治28)年愛知県生まれ。詩人。早大、東京美術学校、慶大中退。1919(大正8)年第一詩集『赤土の家』刊行後渡欧し、ボードレール、ヴェルハーレンに親しむ。23年詩集『こがね蟲』で詩壇に認められる。28年作家である妻・森三千代と東南アジア、ヨーロッパ放浪の旅に出発(32年帰国)。35年詩「鮫」を発表以来、多くの抵抗詩を書く。1975(昭和50)年没

森三千代[モリミチヨ]
1901(明治34)年愛媛県生まれ。詩人、作家。金子光晴の妻。東京女子高等師範学校中退。27年詩集『竜女の眸』を刊行。28年から32年まで夫と東南アジア、ヨーロッパを放浪。34年詩集『東方の詩』刊行、のち小説に転じる。1977(昭和52)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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なおこっか

5
巻末で息子の乾さん(例の小イカで思い出される“坊や”だ)が金子光晴の晩年は幸せで、「老いてもなおみずみずしい眼で汚濁の世相を斬る反体制の旗手として、特に若い世代の共感を得た」と書かれているが、私もまんまと“格好良い”金子光晴に惹かれてしまった。若くないけど。家族を振り回してしまう枠にとらわれない姿の片鱗は、森三千代の短い文章に垣間見られるだけである。一方の森三千代の文章を読んだのはこれが初めてで、正直彼女の魅力はこれだけではわからなかったが、「血を抱く草」の着眼は少しいいなと思った。2021/12/13

勝浩1958

4
いろいろなことがあったのですが、お互いに認め合っていた二人なのですね。2021/11/20

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