出版社内容情報
竜星や楢山らの活躍により、暴力団組織が一掃された沖縄随一の繁華街・松山。平和を取り戻したのも束の間、コロナ禍の混乱に乗じて新たな覇権争いが始まろうとしていた。沖縄の半グレたちを束ねる上で、目障りになるのはもぐらの血を引く竜星の存在。新天地へ踏み出そうとする竜星をあざ笑うかのように、沖縄に火の手が上がる!
内容説明
座間味組の残党伊佐勇勝は、沖縄随一の繁華街の覇権を握ろうとしていた。伊佐の片腕でボクサー崩れの城間尚亮は、渡久地巌に心酔しており、渡久地の威名を再び響かせるために「鋼の拳」を振るう。城間にとって目障りなのは、巌の弟たちを圧倒した竜星の存在。楢山や金武道場をも巻き込んで、コロナ禍の沖縄に火の手が上がる!
著者等紹介
矢月秀作[ヤズキシュウサク]
1964年兵庫県生まれ。文芸誌編集などを経て、小説家へ転向。「もぐら」シリーズ(中央公論新社刊)が一〇〇万部を突破しブレイクした。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
三代目 びあだいまおう
158
うーん、好きなシリーズ・・・なんですが。なぜか今一つ興奮に届かない。竜星の強さは相変わらずだし、仲間の強さも相変わらず。敵だって弱くないし、むしろ強いし。スケールにさほど大きさを感じないというか、次巻へ向けての踊り場なのか、あるいは、私自身が乱読過ぎて、読む順番の影響が出たのか···とにかく興奮度の薄さが残念な回。戦闘モノのシリーズは、スケールがバカでかく強大な敵相手でないと盛り上がりに欠ける。怒涛の絶体絶命大ピンチじゃないと展開がマンネリに陥る。踊り場であることに期待をし、即次巻に突入してみるか‼️🙇2024/05/16
GAKU
46
もぐら新章シリーズ第3作。今回は竜星も大活躍。やはり竜星強い。2作目よりは面白かった。2021/09/13
Junichi Yamaguchi
29
『きーちきりよ』… シリーズ3作目。 前シリーズと変わらずの爽快感。 沖縄の方言に癒される。。2021/07/28
むつこ
24
新章シリーズ3作目。コロナ禍の沖縄が舞台、不景気なのもヤクザの世界も大変の様子。憧れのヤクザの服役を待つ元ボクサーの城間は「渡久地ブランド」復興に向けて着々と地元を制覇しようと行動する展開。悪いヤツは徹底的にワルだけど、素直に改心しようと努力するヤツもいて、対照的。そして、主人公・竜星の進路は決まりませんでした(いいけど)2022/11/26
み
22
さくさくと♪このシリーズは、暴力なのに嫌悪感が湧きません。彼は何を目指すのかな?楽しみです(^_−)−☆2021/05/30