出版社内容情報
誰にもなつかないと評判の猛猿が不思議と著者にはたちまちなついた。情にほだされ、二代目、三代目と飼いつづけた著者と猿(三ちゃん)との十数年の日々。彰義隊生き残りの武士の孫として生まれ、新選組はじめ幕府に殉じた男たちの物語を書き続けた骨太の作家の、意外な横顔を伝える感動のエッセイ。文体は洒脱な語り口調で読みやすく、そして笑いと涙を呼ばずにはいられない。
内容説明
誰にもなつかないと評判の猛猿が不思議と著者にはたちまちなついた。情にほだされ、二代目、三代目と飼いつづけた著者と猿(三ちゃん)との十数年の日々。彰義隊生き残りの武士の孫として生まれ、新選組はじめ幕府に殉じた男たちの物語を書き続けた骨太の作家の、意外な横顔を伝える感動のエッセイ。
目次
愛猿記
猿を捨てに
悪猿行状
嫁えらび
三ちゃん追悼記
追慕
ジロの一生
チコのはなし
犬と人との物語
カラスのクロ
野鵐ばなし
著者等紹介
子母澤寛[シモザワカン]
明治25年(1892)、北海道生まれ。本名、梅谷松太郎。明治大学法学部卒。新聞記者を経て文筆業に。昭和3年の『新選組始末記』に始まる新選組三部作の実録や時代小説を多数手がけ、戦後は『勝海舟』『父子鷹』『おとこ鷹』『逃げ水』など徳川遺臣と江戸への挽歌ともいうべき諸作品を発表。昭和37年に菊池寛賞受賞。随筆の名手としても知られる。昭和43年(1968)没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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