中公文庫<br> ウマし

個数:
電子版価格
¥748
  • 電子版あり

中公文庫
ウマし

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月11日 12時26分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 216p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122070417
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

摂りこんだ食物があたしをつくる。そして言葉がほとばしる。




日本で、米国で、欧州で、


ウマしもマズしも噛み分けて、出会い、ハマり、なつかしむ




偏食オーライ&ボーダーレス


本能の奔流を味わう最強の食エッセイ

内容説明

ウマし、マズしと味わって、咀嚼し、ハマる、懐かしむ。うなぎ、スナック菓子、エナジードリンク。チーズ、きのこ、マーマイト、山椒。あんこの甘さ、地ビールの苦み。食の記憶、異文化の味。そして、卵へのただならぬ愛着。「あたしは、カリフォルニアロールである」。海をまたいだ往来の果て、母/妻/娘の役目をいよいよ終えて、詩人の言葉がほとばしる。胃の腑をゆさぶる本能を賞味すべし。滋養あふるる偏愛のエッセイ。

目次

ハマる(「にゃーこ」を探せ;世田谷のうなぎ ほか)
出会う(一人蕎麦屋;カリフォルニアの無形文化遺産 ほか)
なつかし(熊本、デコポン;熊本、いきなり団子 ほか)
ニガしマズしウマくなし(食べるな危険;機内食、ちょーマズし ほか)
またハマる(柏餅の季節であるが;シュープリームなオレンジ ほか)

著者等紹介

伊藤比呂美[イトウヒロミ]
1955年、東京都生まれ。詩人。78年に現代詩手帖賞を受賞してデビュー。性と身体をテーマに八〇年代の女性誌人ブームをリードし、同時に『良いおっぱい悪いおっぱい』にはじまる一連のシリーズで「育児エッセイ」という分野を開拓。近年は介護や老い、死を見つめた『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』(萩原朔太郎賞、紫式部文学賞受賞)、お経の現代語訳に取り組んだ『読み解き「般若心経」』などを発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

64
食べ物を美味しそうに描写できる作家を私は尊敬しているのだが、そのリストに伊藤さんも加わった。食の官能的快感が余すところなく伝わってくる。2021/04/05

Tomomi Yazaki

17
著者は好き嫌いの多い自称・食通。その淡々とした文章は、わがままで、自分勝手で、几帳面で、理屈っぽい。だけど何故か共感できて面白い。しょうもない題材の壮大な宇宙観を、読み手に押し付ける。いや、はなっから、読者のことは頭にないのかもしれない。まるで今やっているドラマの大豆田とわこのナレーターのような語り口。読むリズムと文章が妙にマッチして面白さに拍車がかかり、途中途中の言葉遊びも良いエッセンスになっている。いずれにしても、題名が、この書の全てを物語っていることに、間違いない。2021/04/30

Moeko Matsuda

11
ものすごく面白かった!これはもはや読む食レポ。味や食感の表現がファンタスティック過ぎて、電車の中で危うく不審者扱いされるところだった。もちろん、その食べ物にまつわる思い出エピソードにちょっとじんとするところも…なくはなかったけど、基本は食レポだと思います(笑)。異文化に根ざした食と出会うエピソードを集めた「出会う」のところがお気に入り。もちろん全編すごく楽しく、それでいてちょっとした表現なんかが学びになる一冊でした。ただ解説がなぁ…なんか雰囲気それっぽいけど…他に書きたいプロの人、いくらもいただろうに。2021/11/16

ハルト

10
読了:◎ カリフォルニア在住で、熊本と往き来しながら、それぞれの地域の食文化の違いにも関心を向けている。食べること=自分という潔さ。ウマしウマしと、飽くなき食への挑戦を続けている詩人の、食への探求心が、豊穣な食のエッセイとなって、美味しさを同じように味わった気持ちになる。気取ったところのない、すなおでシンプルな、だからこそ胃に訴えてくるエッセイでした。2021/06/14

りょう

9
文庫をみて、読んだような気もしたけど持ってないので買ったらやっぱり、単行本で読んでいました。伊藤さんの食のエッセイの3冊目。それでも、独特の食の感覚がおもしろくって、まったく既読感もなく楽しみました。アメリカでユダヤ系イギリス人の2人目の旦那さんがなくなって、まったく料理しなくなった、解放されたとかいていた彼女が、熊本に戻ってきてまた、自炊して暮らしてるみたいなので、そのあとの食のエッセイも楽しみにしたいです。2021/07/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17579888
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品