出版社内容情報
戦前の本格推理から、知られざる作家の佳品まで、鉄道を舞台にしたミステリのアンソロジー。みずから多くの鉄道推理を手がけた鮎川哲也氏が自作を含め、作品を厳選。短・中編の読みやすさ、懐かしさと新鮮さが共存した一冊。バラエティに富んだ作風で、ミステリファン、鉄道ファンに、ぜひお楽しみいただきたい。
内容説明
戦前の本格推理から、時刻表トリック、心理ドラマまで、鉄道を舞台にしたミステリのアンソロジー。みずから多くの鉄道推理を手がけた鮎川哲也が自作を含め、作品を厳選。隠れた佳品を掘り起こす。読みやすさ、懐かしさと新鮮さが共存した短・中篇七作を収録。
著者等紹介
鮎川哲也[アユカワテツヤ]
1919(大正8)年、東京生まれ。終戦後はGHQ勤務の傍ら、様々な筆名を用いて雑誌へ短篇を投稿し、50年には『宝石』百万円懸賞の長篇部門へ投稿した「ペトロフ事件」(中川透名義)が第一席で入選した。56年、講談社が公募していた「書下し長篇探偵小説全集」の「十三の椅子」へ応募した「黒いトランク」が入選し、本格的に作家活動を開始する。60年、「憎悪の化石」と「黒い白鳥」で第十三回日本探偵作家クラブ賞長編賞を受賞。受賞後も安定したペースで本格推理小説を書き続け人気作家となる。後年は、アンソロジー編纂や新人作家の育成、忘れられた探偵作家の追跡調査など、多彩な仕事をこなした。2001年、旧作発掘や新人育成への多大な貢献を評価され、第一回本格ミステリ大賞特別賞を受賞。02(平成14)年9月死去。没後、第六回日本ミステリー文学大賞を贈られた
日下三蔵[クサカサンゾウ]
1968(昭和43)年、神奈川県生まれ。専修大学文学部卒。ミステリ・SF研究家、アンソロジスト。編書『天城一の密室犯罪学教程』で第五回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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kuukazoo
コチ吉
engidaruma2006
ひでお
UPMR