出版社内容情報
植草甚一、都筑道夫、清水俊二……。一九五〇年代から六〇年代にかけて、小説の翻訳を生業とする個性豊かな面々が現れた。直木賞受賞作「遠いアメリカ」と同時期を舞台に、出版界の片隅に生きる人々の姿を、憧れに満ちた青年のまなざしから描いた自伝的短篇集。巻末にエッセイ「二十代の終わりごろ」他一篇を付す。 〈解説〉青山 南
【目次】
翻訳の名人/若葉町の夕/線路ぎわの住人/四月の雨/初夏のババロワ/黒眼鏡の先生/喫茶店の老人/新しい友人/夜明けの道/引越し/夏の一日
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〔増補〕昔のアパート/二十代の終わりごろ
内容説明
植草甚一、都筑道夫、清水俊二…。一九六〇年代、翻訳出版の世界では個性豊かな面々が闊歩していた。直木賞受賞作『遠いアメリカ』と同時期を背景に、世間の片隅でたくましく生きる翻訳者の姿を、憧れに満ちた青年のまなざしからとらえた自伝的連作集。巻末にエッセイ「二十代の終わりごろ」他一篇を付す。
著者等紹介
常盤新平[トキワシンペイ]
1931(昭和6)年岩手県生まれ。作家、翻訳家。早稲田大学第一文学部英文科卒業、同大学院修了。59年早川書房に入社。都筑道夫、生島治郎の後任として『エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン(EQMM)』の編集長を務める。十年に及ぶ編集者生活を経て、執筆活動に入る。87年『遠いアメリカ』で第九六回直木賞を受賞。2013(平成25)年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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